今回はKORECのCO-founderである山田さんに、どんな経緯で韓国人学生の就職支援ビジネスすることになったのかについてインタビューしてきました!
1.前職での出会い
こんにちは!
本日は山田さんが「なぜKORECを立ち上げたのか」についてインタビューさせていただきます!よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします!
まず最初に山田さんって、いつから就職支援に関するお仕事をされているですか?
2005年に大学を卒業して、新卒で毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)に入社をしました。それからずっと人材の仕事をしているので、15年以上かな。
そうなんですね!そこからどう韓国との関わりを持つようになったんですか?
最初は新卒採用に関わる仕事をして、2009年から人材育成に関わる事業部に異動して商品開発責任者をしていました。
2015年に後輩の韓国人社員がマイナビコリアを立ち上げて、その子に「山田さん、韓国人学生の日本就職支援を手伝ってよ〜?」って誘われたのが始まりかな。山田さんならできるでしょって言われて、おもしろそうだしやろうかなって思って。
そうなんですね!じゃあ、そのときは韓国に特別な思い入れがあってで始めたわけじゃないんですね。
それで実際に韓国に行って、韓国人就活生向けに面接対策講座とかエントリーシートの書き方講座とかのプラグラムを提供してた。その時はコロナとかなかったから、教室に200人ぐらい集まって、先生は日本語で話してて、韓国人学生も日本語でメモとってて。それにほんとびっくりした。就活に対してものすごく前のめりで一生懸命だし、日本語もペラペラで、そんな姿を見て感動したんだよね。
韓国人学生ってほんとにストイックで、一生懸命ですよね。
そうそう。その仕事を通して、韓国での就活状況とか色々大変っていうのもわかって、この子たちを応援したいなって気持ちが強くなったんだよね。
2.KORECを作った経緯
2017年にマイナビをやめて、一旦仕事を離れて自分のやりたいことを探す旅に出たんだよね。アメリカ横断したり、アジアを周ったり。
そうなんですね!めっちゃいいですね!!
もちろん韓国にも行って。ソウルの友達とご飯とか食べてるときに、やっぱりこれからも韓国人就活生の応援はやっていきたいなと。「日本就職」という夢を応援するビジネスをやりたいなと思った。でもやっぱり一人でやるのは難しくて、どうしようかなって思ってた時にBwellの大亀社長と話して、韓国の就職支援事業を一緒にやろうってなったんだ。
その時はまだ、萌さん(※)とは出会ってないんですか??
※山田さんと共に韓国人向けの「就活カフェKOREC」を立ち上げたKOREC CEO。
そう。その時はまだ出会ってないね。
当時はまだKORECもないし、なにも決まってなかったけど、韓国に就活カフェ作りたいって構想はあって。就活生がみんなで集まる場所を韓国にも作りたい、でも問題はだれが韓国いく?って(笑)。
たしかに、そうですよね(笑)
そんなときに、ある人の紹介で萌ちゃんに出会うわけよ。
運命的な出会いですね。
いまでも鮮明に覚えているけど、場所は渋谷のカフェだったね。そこで今まで萌ちゃんがやってること、やりたいこと、僕らがやりたいことが見事にかみ合って、そこからとんとん拍子で話が進んで、2019年5月にソウルにKORECができた。
3.現在の就職支援への思い
KORECができるまで色々あったんですね!
2015年から韓国人学生の就活支援を始めて今までずっと続けていらっしゃる中で、現時点でどんな思いで働かれているのかについてお聞きしたいです!
もちろんビジネスなので利益を上げることも考えてるけど、根本はAll for Studentかな。日本で働きたいと思っている韓国人学生の夢を一人でも多く叶えてあげたい、その機会を何個も作りたいと本気で思ってる。
これからKORECをこうしていきたい、みたいなのってありますか?
韓国でKORECってかなり愛されていて、知名度も上がってきてて。学生とか韓国政府からの評価が高いので、その強みを持ち続けたまま規模を拡大していきたいなって思ってる。KOREC経由で年間1,000名の就活支援をして、ソウル以外の釜山や大邱にも進出したい。
KOREC愛されてますよね!
私も韓国の知り合いがKORECを利用してるんですが、スタッフの皆さんがとても親身に相談に乗ってくださったり、同じ就活生同士でも情報共有できてとても素敵な場所だって言ってました!
私も学生から愛され続けるKORECのインターン生として頑張っていきたいです!
あともう一つ個人的な理由というかつながりがあってね。
僕の曽祖父が京城帝国大学(現ソウル大学の建物に使われている大学)の教授をやってたのよ。
そうなんですね!!
曽祖父は九州生まれで、帝国大学(現東京大学)を卒業して、裁判所判事やったり、大学作ったり、国会議員やったり、絵に描いたようなエリートで、自伝も出てる。
その自伝に20代後半から戦前の日本統治時代の韓国にいって、30歳で京城帝国大学の教授になったと書いてる。しかも、戦後までの約18年もの間を韓国で過ごしてる。と書いてるんだよね。
すごく長い間、韓国で過ごされたんですね。
その自伝には、ソウルの人たちにたくさんお世話になって、とても感謝している、と書いてあってさ。形や規模は違うけど自分もKORECを通して韓国の学生支援をしてるので、勝手にロマンや縁を感じながらこの仕事をしてる。
それはとても素敵な縁ですね。すごいです!最後に素敵なお話も聞けてよかったです。本日はありがとうございました!
4.まとめ
今回は、KORECで韓国人就活生の就職支援をしている山田さんにお話を伺いました。山田さんと韓国の不思議な縁だったり、韓国人就活生に対する思いが今のKORECにつながっているのがわかりました。
KORECメンバーは韓国人就活生の日本就職に対して、それぞれ特別な思いを持ち活動しています。この思いが日本と韓国の学生をつなぐ架け橋になればと思います。