【韓国人材の採用企業インタビュー】株式会社パンスール様

韓国人材のポテンシャルの高さについては何度もお伝えしてきましたが、いざ採用するとなると最初はハードル高く感じるのも事実。今回は、実際にKORECを通して韓国人の採用に至った株式会社パンスール様に、韓国人材採用の魅力を伺っていきました!

株式会社パンスールは2008年に設立された総合広告制作会社で、グラフィックデザインやWEBデザイン、動画編集などメインに行っている企業です。大阪を拠点に、2014年には東京にも進出。グループ会社も含めると、現在は約120名ほどの従業員の方が働いています。そんな同社は昨年、KORECを通して出会った2名の韓国人材を採用されました。実際に採用活動に関わったパンスールの前川さんから、詳しいお話を聞いてみましょう!

きっかけとKORECイベント

ー本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます!さっそくですが、韓国人の採用に興味を持ったきっかけを教えていただけますか?

韓国は学歴社会ということもあり、学ぶことに熱心な優秀人材が多いという話を耳にしたのがきっかけです。一度実際に会ってみたいと思い、KOREC主催のマッチングイベントにてブース出展することを決めました。参加したのはソウルで開催された2daysの合同就活イベントで、企業説明から面接までその場で行えるというもので興味を持ちました。

ー実際にイベントに参加してどのように感じましたか?韓国人の方に対する印象の変化などあれば教えてください

イベントのため韓国に出向いた社員は、私を含め韓国語が全くわからなかったため、きちんとコミュニケーションを取れるのか、初めはとても不安でした。ですが、実際に会ってみると日本語が堪能な韓国人学生ばかりで、日本が大好き!日本で働きたい!といった方が多く、非常に安心しました。

ーいい方向に印象が変わったということですね。年齢などはどうでしたか?

そうですね。年齢は結構バラバラで、経験を積んできている方が多い印象でした。韓国では、男子学生の場合は兵役があったり、女子学生でも留学のために休学している人が多く、日本のような新卒で一斉に就職する、というのが一般的ではないんですよね。

また大学卒業後に改めて専門学校などに入学し直したという方や、インターン経験を積んでいる方もいました。なので、新卒というよりも中途採用のような感覚ですね。

ー広告業界は日本では人気のある業界だと思うのですが、韓国の業界人気はどうでしたか?

業界としては、通信系の企業や大手企業のグループ会社などが人気だったように思います。一方、広告業界に興味を持ってくれている学生は美大や専門学校出身の学生は少なく、そこは日本とは違うなと思いました。やはり韓国は学歴重視であることを実感しましたね。

また、入社後に教育や研修のある日本企業に驚いている様子でした。韓国では研修が整っている企業が少ないのか、お給料をもらいつつ学べる環境に惹かれる学生も多いようでした。

採用した韓国人社員について

ー2020年4月入社で2名採用されましたが、決め手は何だったのでしょうか?

とても頑張り屋でコツコツと努力を積み重ねるようなパーソナリティに惹かれましたね。また面接で熱い想いを語ってくれたことが決め手になりました。それぞれ、グラフィックデザイナー/動画ディレクターとして採用したのですが、日本人とは違った発想やアイデアが他の日本人メンバーにとっても良い刺激になり、おもしろい化学反応を見られたらと期待しています。

ー実際に一緒に働いてみてどうですか?

やはり初めはどうしても「ちゃんと馴染めるかな」「しっかりコミュニケーションをとって働けるかな」と心配していましたが、そこは問題なく頑張ってくれています。昨今の韓流ブームもあって、受け入れる側の日本人社員たちも韓国文化などに興味津々で(笑)。社員同士の壁はなく、韓国人社員も会社の雰囲気に溶け込んで、楽しく働けていると思います!

ー難しい点などありましたか?

コロナの影響が大きく、渡航の問題が一番大変でした。実際に今も内定を出した1人の韓国人は、ビザの発行が遅れており、まだ日本に来れていません。また、研修のワークなども来日してもらうか、オンラインで行うかなどの難しさがありました。会社としても内定者の「心が折れてしまわないか」という心配があり、内定者側としても「内定取り消しされないか」という不安もあったと思います。

ーこれからも機会があれば、KORECを利用したいと思われますか?おすすめポイントなどあれば一緒にお教えください!

もちろん、利用させていただきたいです!韓国人材はスキル的な面で非常に有能であり、能動的に行動できる学生が多いように感じます。勉強意欲・熱意が高い点は、強くおすすめするポイントです。

日本語を話せる学生ばかりなので言葉の心配もありませんし、日本とは違う価値観を持った社員を採用することで互いに切磋琢磨し、向上し合えるのも魅力ですね。

実際にパンスールで働きはじめた韓国人社員の方にもお話を聞いてみました!

ーなぜパンスールを選んだのでしょうか?

元々デザインに関われる仕事がしたいと考えており、説明会に参加しました。他社では業務が一つに限定されている場合が多い一方で、パンスールでは、グラフィック、WEB、動画などバリエーションが豊富で、幅広い案件に取り組める点に惹かれました。また、チャレンジしたいと手を上げれば、挑戦の機会も与えてもらえる部分も決め手となりました。

ー実際にパンスールで働いてみてどうでしょうか?

同じ業務やデザインの繰り返しではなく、幅広い案件に携わることができて、飽きることなくとても楽しめています。私が好きなイラストを書く業務はもちろん、それ以外にも名刺デザイン、クーポンの作成など、さまざまな案件に関わらせていただいています。

まとめ

今回は、KORECのイベントを通して韓国人採用に至ったパンスール様のお話を伺いました!言葉の壁や文化の壁がネックになるのでは、と初めての採用に不安もあったと正直なお気持ちも聞かせていただきましたが、実際に活躍されている姿、和気あいあいとした現場の様子などを聞くと、その心配が杞憂に終わったことが分かります。また韓国人社員の方のお話からも、日韓の違いを意識することなく、やりたかった仕事にチャレンジ出来ている充実感が伝わりました。

パンスール様の体験談を通じ、少しでも韓国人材の採用に興味を持っていただけましたら、ぜひKORECにご相談ください!