韓国学生の海外就職の国別ランキング

コロナ禍で少し状況が変わりつつはありますが、売り手市場で採用難の日本には、買い手市場で就職難の韓国からの優秀な学生がたくさん就業しています。大学生の就職率は日本の98.0%に対し韓国は67.7%。若手就労支援は国家問題になっており、韓国は国をあげて対策に取り組んでいるのです。

韓国の学生は母国語の他に、英語はもちろん、中国語や日本語をマスターする人も多く、TOIEC700点台では低いと思うくらい意識が高く勤勉です。

そんな韓国の優秀な人材は、自らの力を発揮できる場として海外を選択することが年々増えています。

◆韓国学生の国別の海外就職

ここで、韓国学生の海外就職の国別の状況を見てみましょう。

2019年の数字を見ると、2,469人で日本が一位となっています。2015年時点ではアメリカとほとんど変わらなかった人数ですが、年々その差を広げてきている状況が下のグラフを見るとよく分かります。

ちなみに業種別で見ると、専門家と関連従事者(1955人)、事務従事者(1,832人)、サービス従事者(922人)、販売従事者(267人)の順になっていました。

◆就職してみたい国は○○が一位!!

韓国就業ポータルサイトのインクルートの調査では、アンケートに答えた10,118人のうち、47.6%の人が国内就職がない場合、海外就職を検討すると回答しています。

海外就職を考えている地域(複数選択可)の質問の結果は以下の結果になっていました。

実際の就業先は日本が上でしたが、就業したいと考える国は欧米の方が人気が高いようです!

アメリカ(米国、カナダなど)を好む理由は、「様々な機会がある」(公平な機会と補償、豊富な産業群、差別の少なさ)という回答が最も多く、欧州を好む理由は、「福祉」(韓国より良い職場環境と余裕の生活)などが挙げられました。

アメリカは就業先として日本に次いで二番目に多い国ですが、欧州での就業者はランキングすらしていません。日本と中国への就職希望者は、「アクセシビリティ」を理由に挙げているので、現実的なところでやはりアジアを選ぶ学生が多いのかもしれません。

◆日本における韓国人採用の問題点

いくら優秀な人材であっても、日本独特の就職活動においてすぐに適応できるわけではありません。韓国では日本のような一斉に就職活動を行う文化もなく、自己分析という概念もありません。そもそも、日本の企業を知るツールが少ないので、中小の優良企業などに出会う機会がないのです。

また、企業側も韓国人の高いポテンシャルを知らず、まだまだ外国人採用に及び腰で採用枠が少ないのが現状です。

ハードルの高い日本での就業、それをサポートする仕組み作りがより一層求められていると感じます。

出典:ワールドジョブ_https://www.worldjob.or.kr/ovsea/ovrsAdvce.do?menuId=1000000046

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