日本就職フリースペースKORECってどんな場所なの?

こんにちは、高橋です。
この記事では、KORECを実際に使っている学生にインタビューをします!


今回はソウル市立大学に通いながら、現在KORECで日本就活をしているイ・ジュンフンさんに
インタビューさせていただきました。韓国学生にとっての日本就活はどのようなものかを見てみましょう!

それではジュンフンさんよろしくお願いします!

1.韓国学生が日本就活をする理由は大きく分けて2種類

KORECに入ったきっかけは何ですか?

日本の総合商社から内定をもらった先輩をみて、
自分もここだったら日本企業就職のチャンスが掴めるのではないかと思い、
KORECに通うことを決めました。

なぜ日本就職に興味を持ち始めたのですか?

もちろん日本文化に興味があって日本で就職したい思いもあるのですが、
それよりも私が日本で就職したいと思ったのは、日本で就活した方が自分の可能性が広がるかなと思ったからです。

また、現実的に日本の方が韓国よりも給料が高かったり、
私が求める福利厚生がある会社が多いので日本就職を興味を持ち始めました。

かなり現実的に考えられて日本就活を始められたのですね。

そうです。韓国の大手企業以外の中小企業では
十分な給料がもらえなかったり十分な福利厚生がなかったりします。

だから、競争率が激しすぎる韓国よりも
自分の可能性が広げられる日本で就職してより豊かな暮らしをしたいんです。

ジュンフンさんのように暮らしのために日本就活をする学生は多いと思うのですが、
日本が好き!日本で住みたい!と思って日本就活されている方もいるのでしょうか?

もちろんいますよ!

その人たちは、早く日本にいきたいという思いが強いので、
日本企業の中でも比較的就職がしやすいと考えられている中小企業のIT系や
観光産業系企業に就職する学生もいます。

なるほど!日本就職を考えている学生の中でも主により良い暮らしのために
日本就職を考えている人日本で暮らしたいから日本就職をしたい人に分かれているんですね!

2.日本語能力も身につく日本就活仲間もできるKOREC

初めてKORECに来られたときはどんな印象でしたか?

めっちゃ小さい日本って思いました(笑)
先生も学生も日本語で会話してて驚きました。

KORECでの公用語は日本語なんですね!
実際にどんなことを学ばれているのですか?

萌さんのスタディーで日本就職のために必要なことを10人くらいの学生と学んでいます。

KORECに通うことで就活仲間もできるんですね!

そうですね!
その日本就活の仲間たちと、スタディー時間外でも、
スタディーで学んだことの復習や自己分析
他己分析またはESを一緒に書いたり、模擬面接を自分たちでやってみたりなど…

みんなで力を合わせて日本就活をしています!

3.スキル・資格重視の韓国就活とビジョン重視の日本就活

スタディーを通して何か驚いたことはありましたか?

そ日本の就活は、「自分のビジョンは何か」を問われることが多いことですね。

韓国では、「自分のスキルが会社で活かせるのか」を面接を通して証明していくのですが、
日本ではスキルや資格を確認されるのではなく、将来像を聞かれるのは驚きました。

そうですね。日本はポテンシャル採用が一般的なので、
個人のビジョンの先に会社が存在しているのかを考える文化がありますね。

私は日本語能力試験でN1を取得してないんですね。

だから、日本就活は難しいかな…と考えていたのですが、日本語お上手ですね!
と言われて資格だけで判断していないということを改めて感じました。

だから、資格よりかはESや面接での日本語能力を見られていると感じています。

4.韓国学生は、日本企業のグローバル化・技術力に注目している

今見ている業界はどこですか?

建築業界を見ています。

大学では公務員になるために行政学を専攻して国家の運営方法や政策を学んでいましたが、
いい政治家や政策があってもインフラがなければ国家が発展していかないことを学びから感じて、インフラを作る建設業界で自らインフラを作っていきたいと思っています。

建設業界の中で企業選びをするときのポイントはありますか?

3つあります。
1つ目は、「技術力を持っているか」です。
軍隊の経験から私は、実力がある組織に所属することでその組織に愛着がわき、組織のために努力できるからです。

2つ目は、「風通しの良さ」です。
やはり、一緒に働く人たちといい人間関係を構築したいので、風通しの良い企業に入りたいと思うからです。

3つ目は、「グローバルに活躍できるか」です。
日本だけでなく、海外で活躍したい思いがあります。そして日本は、グローバル化が進んでいるためそのような時代に合う人材になりたいです。

日本のグローバル化・技術力に注目する韓国学生多いですよね!

風通しの良さは就活中の私も注目するポイントです!
コロナ禍で日本に来ることは難しいと思うのですが、企業の風通しの良さをどのように判断しますか?

オンラインイベントやオンラインでの面接で
社員同士のやりとりや学生とどのようにコミュニケーションをとるのかを見ています。

どんなコミュニケーションを取っている企業に惹かれますか?

異文化の理解をしようとしている企業ですね。

韓国は日本の隣国とはいえ違う文化も多いため、異文化の理解や寄り添いは欠かせないです。

日本のルールを大事にするのは当たり前だと思いますが、
俯瞰的に物事を見ることを忘れない企業はとても惹かれますね。

企業側も労働者側も心地いい環境で働くために
異文化理解はこれから企業に求められていくことかもしれませんね。

5.知名度が高い会社に惹かれる韓国学生が多い

韓国の方は企業の規模感を気にしているイメージがありますが、
ジュンフンさんはどのくらいの規模感の会社を見ていますか?

私も1000人以上の会社を見てましたね。
やはり韓国人は、規模が大きい会社にいきたいと考える人が多いと思います。

韓国は、大手企業に入らなければならないという風潮がありますしね〜〜…
それは、待遇がより良いところに入りたいからですか?

それもそうですが、友達が自分の就職先をどう思うのかを考えてます(笑)

だから韓国で知名度が高い日本の企業に入りたいと思っている人はたくさんいると思いますよ。
ただ、KORECを通して、日本の場合は大企業が全てではない。
ということを学べたので、知名度や企業規模だけで会社を選ぶのは間違いかなと思いました。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

KORECでの韓国学生の様子や韓国学生が注目する日本企業の特徴などが見えてきました。

しかしながら、韓国学生も一人一人日本企業に求めることは違うと思います。
韓国学生のニーズと企業のニーズがマッチし、双方に良い効果が生まれると良いです。