【韓国人材の採用企業インタビュー】株式会社オークファン様

株式会社オークファンは、卸売市場の廃棄ロス削減に取り組むITベンチャーです。創業以来培ってきた売買データとAI技術によって商品の時価を可視化して、企業在庫の価格と販路を最適化する予測モデルを構築し、中小企業・副業/個人事業主を中心とした、小売・流通業向けの在庫流動化ソリューションを展開しています。KOREC掲載企業の中でも学生から人気が高く、KORECからの内定実績もある企業様です。

今回は人事担当の稲川さんと、KORECを通じて今年4月に入社されたキムさんに韓国人材採用についてお話を伺いました!

(以下、KOREC:K、稲川さん:稲、キムさん:キ)

圧倒的事業拡大に必要な、圧倒的人材成長

<稲川さん(左)とキムさん(右)>

K:これまでにKORECから4名の韓国人材を採用されていますが、外国人採用の導入に至ったきっかけは何だったのでしょうか?

稲:今後海外展開に目を向ける中でグローバル人材の採用に興味を持ち、韓国人材の採用に至りました。圧倒的な事業拡大に必要なのは、圧倒的な人材の成長だと考え、新卒採用を行っています。

K:採用した韓国学生の方はどんな職種の方がいらっしゃいますか?

稲:セールス・WEBマーケター・WEBディレクター・エンジニアなど様々な職種で活躍しています。弊社はどのような環境でも活躍できる人材になれるよう、新卒5年目まで戦略的なジョブローテーション(※総合職のみ)を実施しております。入社した韓国学生も真面目で努力家な方が多く、成長意欲の高い方ばかりで感心しています。

K:特に印象に残った志望者などいましたか?

稲:それこそ今年入社のキムさんは企画書を準備してきてくださり、部長面接時にパワポで発表されていたのが印象的でした。他の志望者の方より当社への志望度が強く感じられ、熱意が伝わりました。

K:キムさんすごいですね!企画書はなぜ準備しようと思われたんですか?

キ:完全に自分の判断だったのですが、PCの画面共有できる点を活用したくて準備しました。オフラインの時と比べてオンライン面接では面接官と話すだけでなく、自分の持っている能力を分かりやすく共有できるため、印象に残ったのではないかと思います。

K:リモートという利点を活用し、独自のPRを成功させたんですね。キムさんは、なぜ日本就職を目指されたのですか?

キ:元々海外での就職を考えていましたが、大学2年生の時に日本就職に成功した先輩から日本の職場環境を聞いて、競争社会の韓国とは違った、協力し合う環境の日本で働きたいと思いました。2年生の1学期には進路を確定し、3年生の1年間は長崎に留学してモチベーションを高めていました。

K:日本就職の準備はかなり早くからされていたんですね。最終的にオークファンに就業を決めた理由は何ですか?

キ:理由は大きく3つに分けられます。

①新しい業務にチャレンジできる②社内にいる外国人と触れ合い、外国語スキルアップができる③新卒の意見を傾聴してくれる

このような環境で多方面に経験を積んで行くことで、会社と社員が共に成長していけると思い、オークファンに就職を決めました。

成長意欲の高い韓国人材の為に

K:採用の際に重視されるポイントと、採用フローを教えてください。

稲:国籍問わず、採用ポイントは大きく2つあります。一つは本人のスキル面ですね。わかりやすい話し方や質問に対する答えができているか、面接時不意な質問が来た時どうするか?などを見ています。もう一つは当社のビジョンと一致しているか、当社でやりたいことをイメージできてるか、成長意欲があるか等を引き出せるようにお話ししています。

採用までの流れとしては、説明会&座談会→1次面接→2次面接→最終面接の4段階があります。(※フローは変更になる場合あり)

K:キムさんは印象に残っている面接はありますか?

キ:当時選考フローにあったグループワークが印象深かったです。5人1チームになり「オークファンのサイトを紹介するならどのサイトがよいか?」という議題で話し合い発表までしたのですが、初対面での意見交換が難しかったです。会社の事業に対する理解度や背景も人それぞれある中で、共に高め合いつつ競争意識も抱えながらで・・(笑)。面接官に自己アピールもしなければならなかったので、非常に苦戦しました。

K:なるほど。グループワークの仲間はライバルでもありますものね!逆に、韓国学生の採用で苦労した点があれば教えてください。

稲:コロナ禍で入社を半年遅らせ、新人社員には韓国からフルリモートで業務していただいた為、入国関連の手続きから入国後ウィークリーマンションを用意したり、不動産や携帯関連のアテンドをしたことが印象に残っています。初めての試みで準備が大変でしたが、仕事に集中できるよう環境に関してはできる限り臨機応変に対応しました。

キ:不動産とのミーティングや内見の設定など代わりに会社の方にして頂き、とても助かりました!

<慣れない土地での不動産手続きは大変。会社が代行してくれたのは有り難かったと話すキムさん。>

総合職でもエンジニア領域に挑戦!?

K:キムさんの配属先の業務と、これまでに印象に残っている仕事があれば教えてください。

キ:webマーケティングとバイヤー営業を兼任しており、業務は大きく①企画マーケティング②バイヤー新規介入③リスティング広告の3つです。リスティング広告に関しては知識がなかったのですが、さまざまなことに挑戦できる環境で周りの方々に助けてもらいながら取り組んでいます。その他には、イベント企画として弊社サイトで韓国特集を作り、先週リリースしたばかりです。最近ではエンジニア領域のデータベース作成にも挑戦しました。上司や先輩たちが信頼し応援してくれて、完成後にたくさん感謝の言葉もいただけたので、モチベーションアップに繋がりました。

<キムさんの企画したコンテンツも掲載中のサイト『NETSEA』。>

K:入社後半年で、web上の多くの人の目に触れる案件を担当したり、初めての領域にもチャレンジできる環境は素晴らしいですね!稲川さんは今後も韓国学生の採用を継続して行きたいですか?

稲:続けていきたいです。韓国人の貪欲に仕事に励む姿は、日本人の同期やチーム全体に対してプラスの刺激を与えてくれる存在です。今後会社の成長に向けてますますの活躍を期待していますし、会社側としても韓国学生の将来目指すビジョンに向けて様々な経験・挑戦ができる機会を用意していきたいと思っています!

K:最後にキムさん、今後のビジョンと日本就職を目指している韓国学生にアドバイスをお願いします。

キ:今後はデータベース分野のスキルを伸ばしていきたいと考えております。さまざまな業務に挑戦できるオークファンで短期間で成長し、どのポジションにいても頼られる人材になりたいです。

日本就職を目指す学生の皆さんには、資格を重視する韓国とは違って、①自分自身を知る②自分が会社で叶えたい目標は何か?を優先に準備して欲しいです。日本企業は、会社への心構えや会社と合った人材なのかを重視しています。まずはこれらを熟考した上で資格準備等が支えとなり、面接や履歴書作成の効果を生みだすと思います。海外で挑戦すると一度決めたら不安もあると思いますが、明るい未来をイメージするなどマインドを整えた状態で挑戦することも重要ですよ!

まとめ

今回は、廃棄ロス削減に対して在庫流動化ソリューションを展開するオークファン様にお話を伺いました。若いうちから裁量をもってさまざまな領域にチャレンジできる環境が用意されていて、キムさんのような成長意欲の高い韓国人材が集まる理由がわかりました。新たな挑戦に惜しみなく努力を重ねているキムさんの姿も印象的で、今後のご活躍が楽しみです!

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