日本企業に内定をもらった韓国人学生へのインタビュー 第六弾!

今回は、ECサイトを運営する外資系企業に内定を決めたパク・スンウォンさんに、日本留学や学生時代の生活、就職についてインタビューさせていただきました。想いを形にする行動力が非常に魅力的な方でした!

「海外に住みたい」という夢から日本留学へ

はじめまして!korecインターン生の石井です。

はじめまして!パク・スンウォンです。4月からECサイトを運営している外資系の会社に就職しています。同志社大学に一年間、交換留学をしていました。

まず、どうして留学しようと思ったのですか?

大学に入る前から「一度は海外に住んでみたい!」と思っていました。当時はヨーロッパのどこかと考えていましたが、地元に働きに来ていた日本人と仲良くなったり、第二専攻で日本語を履修していたこともあって日本への留学を決めました。

なるほど!それで日本就職も考え始めたのですか?

そうですね。日本での留学がとても良かったし、地理的にも文化的にも近くて親しみを感じていました。得意である日本語を活かして働きたいと思い、就職も決めました。

日本での留学はどんな点が良かったのですか?

素敵な出会いや経験があったことですね。
同じく留学していた韓国人がご飯に誘ってくれたり、その子と韓国語で話していたら、ある日本人が「韓国人ですか!?友だちになりたいです!」と声をかけてくれたり。
あと、京都留学の良さを伝えるショートムービーコンテストに参加したんですが、あちこちロケ地を探し、友だちに撮影モデルをお願いして・・と楽しい経験ができました。しかも予選で落ちるかと思ったのですが、なんと入選できたんです!

韓国就活との違い

日本での就職活動は大変でしたか?

大変でした!でもKORECでのアドバイスが本当に役に立ちました。ESの書き方や概念など日本就活の基礎を教わりました。また、人生で初めての自己分析もしました。というのも、スキルなどの即戦力重視の韓国と違い、日本は本当の自分を見せなくてはなりません。人生で初めて「俺ってどういう人間なんだろう?」と考えて、分かるまで苦労しました。

日韓で訴求するポイントがかなり違いますよね。ちなみに何社ほど応募しましたか?

30社ほどです。5、60社の人もいるし、多い人は100社ほど応募していました。韓国ではあちこちに履歴書を送る人が多いですが、僕には企業分析をしっかりして、一社一社に集中する方が向いていました。

行動力とリーダーシップを武器に

今の内定先を志望した理由はなんですか?

リーダーシップや行動力など、自分の特性が会社の求める人物像に合うと思いました。私は学校でサークルを立ち上げた経験があるんですが、大学にサークルとして認めてもらうために新たな活動を考えてたり部員募集を行ったり、中心になって動いていました。メンバーが多く集まるとトラブルが起きたので、それを解決したりもしました。

リーダータイプなんですね!ちなみにどんなサークルですか?

天体観測サークルです。友だちみんなで海に行ったり星を観るのが、僕が思い切り考える大学生活でのロマンスでした(笑)。でも入学してみたら無かったので、じゃあ自分で立ち上げてしまおうと。
高校時代も学生会長を務めたり、昔から自分から動きたいタイプなんです。

行動力がすごいです!
外資系にもこだわって就活しましたか?

そうですね。海外展開している日系企業も見ていましたが、グローバルな環境で仕事がしたかったんです。日本に一生いるか分からないし韓国に戻るかもしれないし、色んな可能性を考えています。それなら外資系の方がいいと思いました。また、様々な国籍やバックグラウンドを持つ人が多い環境で働けば成長できると思います。

まとめ

持ち前の行動力とリーダーシップを武器に、外資系企業を中心に就活したスンウォンさん。しっかりと自己分析を行い、企業に合わせるのではなく、自分に合う企業を探したとのことです。最後には「結局、自分の居場所は決まってると思います。だから就活生は心配しないでほしい」と素敵な就活論を語ってくださいました!