日本企業に内定をもらった韓国人学生へのインタビュー 第十弾!

内定者インタビュー第十弾!今回はロボットやA.Iなどの技術を用いながら開発を行う会社に内定が決まっているオヨンジェさんにインタビューをしました。日本就職を目指したきっかけや経緯などについてお話を伺いました。

ゲームへの興味から始まった日本就職

ーヨンジェさん、はじめまして。まずは簡単な自己紹介をお願いします!

延世大学コンピューター情報通信工学部で主にソフトウェアに関する専門的な知識について学んできました、オヨンジェと申します。

ー日本就職を目指した理由を教えてください。

元々はゲームエンジニアになりたかったからです。どういうゲームを作りたいか考えたときに、世界でも評価が高い日本の家庭用ゲームを作りたいと思ったんです。

ーなぜ日本の家庭用ゲームを作りたいと思ったのですか?

日本で人気なのは家庭用ゲームですが、韓国ではオンラインゲームの生産が盛んです。私自身、オンラインゲームはアップデートが定期的に入ってくるため、その作り方に疑問があって。それより日本の家庭用ゲームは3〜4年じっくり時間をかけて開発し、完成度の高いゲームを販売します。時間をかけていいゲームを作り出すんだという開発理念が自分に合っていると思いました。

挫折を経験しながら勝ち取った内定

ーどういう流れで就活を行ったのですか?

就活を始めたのは2022年10月です。その時はまだ大学の学期中で、就活を進めるのは負担だったのでゆるめでやっていました。翌年2月に、ポートフォリオを準備して独自に就活を再スタートしました。15社ほどのゲーム会社にエントリーしましたが、自分のことをうまく説明することができず一次面接を通過することができませんでした。正直その時はかなりへこんで挫折しました。

その後6月にKORECのメンターさんにサポートしていただきながら選考を進め、内定をいただくことができました。

ー色々紆余曲折のあった就活だったんですね…! 就職予定の会社に出会ったきっかけは何だったのでしょうか。

KORECで出会った会社です。私は四年生の時に、ロボットアルゴリズムを研究したのですが、その時に大学院進学も考えたほど研究も好きなんです。この会社は最初に志望していたゲーム会社ではありませんが、私の興味分野であるロボットやA.Iなどの技術を持っており、いろんな分野を開発している点が良いと思いました。

言語の壁と乗り越える為の努力

ー面接で言語の壁はありましたか?

正直、壁はありましたね。特に同じ言葉を何度も使わないようにする言葉選びが難しいと思います。面接対策で質問を想定して回答を準備する場合でも、文章そのものを覚えてしまうと決められたセリフのようにしか言えない部分があり、そこが私は気になっていました。どうやったら自然な言葉選びができるのか。

そこで日本人らしい自然な日本語を話す為に、韓国に留学している日本人の友達を作って単語のバリエーションを増やすレッスンを一緒にやりました。日本人の友達は逆に韓国語を自然に話したいからお互いメリットがあります。週に1回程度行っていました。

日本就職を成功させるコツ

ー日本就職を成功させるコツを教えてください。

「自分を賢くアピールすること」だと思います。挫折していた最初の方は、ただ自分のことを紹介するばかりだったのですが、面接の回数を重ねる中で「会社にあう人材だということをアピールする」ことが大切だと気付いたんです。振り返ると、就活がうまくいかなかった時期はそれができていなかったです。アピールするためには、受けたい会社を深堀して、その会社を選んだ理由を特別なものだとするべきだったなと思います。

ーそれはとても大切な視点ですね!その力はどうやって鍛えていったのですか?

メンターさんと模擬面接をしながら鍛えていくことができました。メンターさんとはすごく気軽に話せて、日本の就職について本当に詳しく教えてくれました。なので私のように挫折しそうになったら、どんどんKORECを頼っちゃいましょう!(笑)本当に役に立ちます。とにかく諦めずに、分からないことはどんどん質問して挑んでいけば良い結果が待っているはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。一度は難しい局面に立たされながらも、そこから気づきを得て努力し、内定を勝ち取ったオヨンジェさん。その過程にオヨンジェさんの精神力の強さや諦めない気持ちを感じ、胸を熱くさせられました。また、日本就職をする上で越えなければならない「日本語の壁」を自分に足りない部分を分析しながら友達と乗り越えたというお話を聞き、自分を分析する力とそこから立てた戦略を実行する力が素晴らしいと感じました。内定獲得までコツコツ努力してきたオヨンジェさんの日本での活躍を、心から応援しております!