「ワールドジョブ×KOREC 日本就職パーティfor韓国人留学生」イベントレポート in 大阪

こんにちは!KORECインターンの森本です。

KORECでは6月9日の東京でのオフライン型日本就職イベント「ワールドジョブ×KOREC日本就職パーティfor韓国人留学生」に引き続き、7月28日に大阪でもイベントを実施しました。

大阪でのオフラインイベントは初の試みでしたが、韓国の政府機関の方々によるサポートもあり、無事に開催することができました。この記事では、大阪でのイベントの様子や、主催者の想い、参加いただいた企業様や韓国人留学生のコメントをギュっギュッと凝縮してお伝えできればと思います。(コロナウイルス感染症対策は万全の状態で挑んでいます!)

「日本就職パーティとは?」

今回のイベントは、大阪府・本町にて韓国人材の海外進出を支援する政府系機関『ワールドジョブ』とKORECが共同で開催しました。日本就職を志す韓国人学生24名と、日本企業4社の採用担当者、経営者の方々にもご参加いただきました。KORECと韓国人留学生のつながりを強化することを目的としつつ、韓国人留学生同士の横のつながりもつくることができるイベントとなっています。(※実は6月に行われた東京での同イベントが好評で、韓国人学生の声が発端で大阪での開催が決まったのでした!!)

日本での就職、韓国人留学生同士の横のつながりに期待!

今回のイベントに参加したのは関西圏の大学に通う学生が中心でしたが、中には交換留学で日本に一時的に来ている学生もいました。年代層は19卒〜26卒と幅広く、学んでいる学問としては、社会学部や経済経営学部出身が上位を占めました。参加した学生に「どういう思いをもって参加したのか」を聞いてみると、

「韓国の留学生とつながりたい」

「交換留学生で、まだ日本に来て4か月で、日本の就職活動を見てみたい」

「 グラフィックデザインを大学で学んでいて、日本でもその分野で就職を考えている」

「日本はとても人の雰囲気がいいので、日本で就職したい」

「今まで資格とか勉強を頑張ってきたので、そういった資格などをうまく活かして働きたい」

などなど、韓国留学生同士の横のつながりを求める声や、日本就職に×熱い想いを聞くことができました。

「真面目」「高スキル」の声は、リピーター企業様で共通の声!

今回、イベントには日本企業4社にご参加いただきました。参加企業様の中にはKOREC経由で韓国人採用を経験されている企業もあり、韓国人採用の経験談と採用にかける熱い想いを伺うことができました。また以前の東京イベントではIT系が多かったのですが、今回の大阪のイベントでは、メーカー、デザイン、人材など様々でした。

参加企業様は、 

・抱月工業株式会社

鋼板の切断といった一次加工から開先や曲げ・機械加工など二次加工まで行うメーカー。

「本社は大阪ですがベトナムに工場を持っており、海外進出を進めています。昨年2名の韓国人採用を行っており、今後もさらに多国籍化を進めていく中で今回のイベントに参加させていただきました。昨年採用した韓国人2名は当社で即戦力として活躍してくれています」

・ 株式会社大中環境

「解体事業を中心に、空き家の将来を考える事業やリサイクルプラントなど、環境を考えたさまざまな新しい事業に積極的に挑戦しています。今回は愛知県から「地球創造・しあわせ創造・夢創造」の経営理念に共感してくれる方とたくさんの新しい事業を想像していきたいという思いをもって参加させていただきました」

・株式会社 Penseur

「Webサイト制作や雑誌、パンフレットなどあらゆる広告物を提供するクリエイティブ総合制作会社です。3年前から韓国人採用をしており、昨年も3名の入社が決まりました。一緒に事業をつくっていく仲間を募集しており、日本と違うアイデアセンスなどを取り入れていくために、韓国人材の採用は今後も継続していくつもりです」 

・株式会社ビーウェル

「学生マーケティング&プロモーションから採用支援まで行う学生特化企業です。[All For Students]を理念に、成長意欲を持つ学生に対してさまざまな機会や環境を提供しています。今回の韓国人採用イベントにも、強い想いをもってご参加させていただきました」

KOREC経由で韓国人採用されている会社の方へのインタビューでは、どの企業の方も韓国人材に対し、「非常に優秀」「まじめ」という印象を持たれていました。文化の違いは多少あれど、彼らの優秀さ、また韓国人として日本人にない新たな視点を発信してくれることのメリットを感じているようでした。

「主催者の想い」

イベントの主催者である韓国政府機関のハクチャンさん、KORECのソウル責任者の春日井さんのお二方に今回のイベントについて伺いました。

ハクチャンさんはこのイベントの開催に対して、「異国での就職活動は、語学力や国の特徴の差といったスタートラインでどうしても違いが出てしまいます。しかし、韓国の学生はみんな頑張っているからこそ、もっとこういった韓国人学生と企業が繋がれる機会を創出したて応援したいです」と話します。「韓国ではスペック採用がどんどん進んでおり、学生もスペックがないと会社に入れないという意識が強くなっています。そのため、周りのレベルの高さに自信をなくす学生がたくさんいるんです。私は努力を近くで見てきているからこそ、もっと学生に自信を持ってほしいと感じます」とハクチャンさん。今回のイベントに関しても、「孤独になりがちな就活だが、韓国人学生同士が一緒に頑張れるコミュニティとして活用してほしい」との熱い想いを語ってくださいました。

一方、春日井さんは、「選考会という格式ばったモノではなく、企業の方と就活生がフランクに交流できるものにしたいです。お互いに壁がなくかかわることができるイベントをつくりたいですね」と話します。韓国のKORECカフェで韓国人就活生の努力を見ている春日井さんだからこそ、スペックにとらわれない就活生の良さを素で知ってほしいという、学生に寄り添った想いを聞くことができました。

まとめ

私は今回学生インターンとしてこの日本就職イベントに初めて参加しましたが、日本での就職に向けて、積極的に企業の方に話を聞きに行く韓国学生の姿に、私自身も前向きに行動しようという意欲をいただきました。直接交流できるイベントが少ない昨今ですが、企業様と学生がリラックスした雰囲気でお話できる、こういった機会は本当に貴重だと感じます。

イベントは今後も随時開催予定ですので、「韓国人学生ってどんな人がいるんだろう」と気になる企業様は、ぜひご参加ください!

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