「ワールドジョブ×KOREC 日本就職パーティfor韓国人留学生」イベントレポート

こんにちは!KORECインターンの石井・松園です。

KORECでは、6月9日にオフライン型日本就職イベント「ワールドジョブ×KOREC日本就職パーティfor韓国人留学生」を開催しました!

今回は、久々の対面イベントにライターの私たちが潜入してきたので、イベントの様子や主催者の思い、参加者の声などをお伝えしたいと思います!

日本就職パーティとは?

今回のイベントは、東京・恵比寿にて韓国人材の海外進出を支援するワールドジョブとKORECとの共同で開催しました。日本での就職を志している韓国人留学生36名と、日本企業から9名の採用担当・経営者の方々にご参加頂きました。KORECと韓国人留学生のつながりを強化すること、韓国人留学生同士の横のつながりを作ることを目的とし、同じ目標を持っている韓国人でつながりを作れるイベントとなっています。「日本就職を始めたいけど何をして良いかわからない」「日本就職の悩み相談がしたい」「日本就職の仲間を作りたい」そんな思いを持つ韓国人留学生には有意義なイベントとなりました。

参加者の声ー学生編

参加した学生の年代層は19年卒から25年卒で、ほぼ全員が日本の大学に正規留学をしています。留学理由として「海外の大学に通いたくて、その中で日本を選んだ」という声が比較的多く聞かれました。韓国はITが盛んということもあり、IT系の企業やエンジニアを志望している学生が多く、また他にはマーケティングやデザイン、エンタメに関心がある学生もいました。一方で、志望業界や職種を決めていない学生、とにかく日本で働きたいという学生など、幅広い層からの参加が印象的でした。

留学生たちは、日本就職を志す仲間との交流だけでなく、社員の方に具体的な仕事内容を伺ったり、就活の悩みを相談をしたりしていました。例えば、「コロナ禍で進路に迷い始めた」「自分の何がアピールできるのかわからない」「やりたいことはあるけど、どのように仕事に活かせるのかわからない」などの悩みに対して、社員の方が親身に相談にのっておられました。

実際にイベントに参加した韓国人留学生数名に、参加してみての感想を伺いました。

「エンタメ分野を希望しているが、希望分野以外の企業の話も聞いて、他の分野にも興味を持つことができた。」

「一緒に日本就職を準備している同じ状況の韓国人たちと知り合えて、自分も頑張ろうと思えた。」

「人事の方たちと直接会ってお話しする機会が欲しかった。」

「自分が取り組んでいるデザインに関して企業の方が興味を示してくれて、為になるお話も聞けていい機会だった。」

参加者の声ー企業編

今回、イベントには5社の日本企業に参加して頂きました。その多くは韓国人採用を経験済みですが、今回が初めてという企業も。IT系が多いですが、その中でも社会課題、不動産、マーケティング、ゲームなどに加えて人材系の企業の参加もあり、多様なラインナップでした。参加企業の紹介を簡単にさせていただきます。

(サイトより抜粋)

・株式会社オークファン 

卸売市場の廃棄ロス削減に取り組むITベンチャー。創業以来培ってきた売買データとAI技術によって商品の時価を可視化し、価格と販路を最適化。

・株式会社GA テクノロジーズ

不動産×ITベンチャー。オンライン不動産取引マーケットプレイスの開発・運営や法人向けのプロダクトも開発。

・株式会社ビットエー 

ブランド戦略・マーケティング戦略に加え、大手クライアントのWEBサイトの制作から実装までを行う。従業員エンゲージメントを高めるための社内コミュニケーションサービスの開発も。

・株式会社マイネット 

ゲームサービス事業、スポーツDX事業会社。ゲームの再設計・新機能の開発、フットボールクラブ運営におけるB2C事業などを行う。

・株式会社キャリアデザインセンター

「いい仕事、いい人生」を理念とする人材会社。キャリア志向のエンジニア・ビジネスパーソン向け転職サイト『type』や『女の転職type』が主なサービス。

ある社員の方によると、現在働いている韓国出身の社員は5名ほど。非常に優秀で新人でも活躍しているそうです。日本語でのコミュニケーションは全く問題なく行えていて、勉強熱心な方が多いとのことでした。

社員の方は留学生に対して、就活での重要なポイントをアドバイスをされていました。

「面接は自分を上手くみせようとせずにありのままで望んでほしい」

「面接では上司になる予定の社員との相性を見ている」

「企業研究の際には、給料やネームバリューだけでなく、理念やビジョン、価値観にも注目してほしい」

といったお話をされており、企業説明会では聞けないような本音や韓国人留学生に向けたメッセージなどが印象的でした。

主催者の思い

KORECの事業責任者の山田さんは、「コロナ以降はオンラインイベントを中心に行い、早くリアルイベントを実施したいと思っていました。開催前はどれくらい集まるかわからなかったけど、38名が予約してくれて、当日キャンセルが2名しかいなかったことに驚き、韓国人留学生がこのようなイベントを望んでいたと感じました。学生にとっても、企業にとっても良いイベントだったので、これからも定期的に続けていこうと思っています。」

また、今回イベントで司会を務めて頂いたビーウェルの白根さんは、「日本人と同じ立場に立たないといけない大変な状況のなかで、コロナ禍での韓国人の日本就職の現状は、まだまだ厳しいものがあるが、こういったイベントを行っていくことで、たくさんの韓国人の日本就職を助けられたら嬉しい。」と語ってくれました。

KORECのソウル責任者の春日井さんも、36名もの留学生たちがイベントに参加してくれて、嬉しいし驚いたとのこと。学生たちには、周りと比較せずに自分のペースで就職準備に励んで欲しいと励ましの言葉をかけていました。

まとめ

立食パーティーというカジュアルな形のお陰で、企業説明会や座談会では話しにくいことも自由に聞きやすい雰囲気でした。対面で企業の方と話す機会は少なくなってきたので、貴重な時間だったのではないかと思います。

韓国人留学生は日本語に全く問題はなく、韓国人と言われなければわからないほど。言語能力の高さに驚かされました。対面のイベントの良さとして、マスクをしていても、なんとなく伝わってくる人柄や雰囲気があり、「韓国の留学生にはどんな子がいるのか」「日本の企業にはどのような人が働いているのか」を感覚的にでも掴めたのではないかと思います。

また、留学生同士が和気あいあいと楽しそうに話していたところも印象的で、こちらも対面イベントならではの良さだと思います。今回のイベントを通して、同じく日本就職を目指す韓国人同士で繋がりを作り、お互いを高め合いながら就職活動に取り組むきっかけになればと思います。

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