日本企業に内定をもらっている韓国人学生インタビュー第四弾!今回は、今年4月より日本の大手コンビニ業界に入社予定のキム・ナヨンさんにお話を伺ってきました。コロナ禍という大変な状況の中でも、好きなことに直向きに努力を続ける彼女が日本就職をどうやって成功させたのか、そこに至るまでの様々な経験と共に探っていきます!
アルバイト経験から留学を決意
ナヨンさん初めまして!簡単に自己紹介をお願いします。
京畿大学観光経営学科出身のキム・ナヨンです。よろしくお願いします!
早速ですが、ナヨンさんが日本に興味を持ったきっかけって何ですか?
中学生の頃英語が嫌いだったので、当時人気だった日本語を選択したことがきっかけです。勉強しながらアニメも好きになって、高校2年生まで6年間日本語を勉強しました。
6年間も!すごいですね。日本へ留学されたことはあるんですか?
日本への留学経験はないんです。
日本留学は中学生の頃からしたかったんですが、アルバイトがきっかけで中国へ留学先を変更したんです。
どんなきっかけがあったんですか??
大学生の頃に勤めていたバーガーショップのお客様が、ほとんど中国人観光客だったんです。その時彼らの注文やクレームを理解できなかった悔しさから、半年間の中国留学を決意しました。
アルバイト先での悔しい経験がきっかけで実際に中国留学してしまうなんて、すごい行動力ですね!
ワーホリから日本就職へ
中国に留学されて、就職はなぜ日本でしようと思ったんですか?
元々日本語を勉強していたので、留学先で日本人と仲良くなることができ、留学後に日本へのワーキングホリデーを考え始めました。
それもコロナで諦める事になったんですが、当時大学4年生だったのでどうせなら日本に就職しちゃおう!と思い、ワーキングホリデーから就職に転換しました。
なるほど!日本就職の情報収集はどのようにされていましたか?
日本就職の知識が全くなかったので、ネットで調べてKORECに出会いました。
萌先生の講座に参加して、授業後は一緒に講座を受けた韓国人学生たちと勉強する時間を作って情報共有していましたね。コロナ禍は実際に会えなかったので、ズームを使っていました。
それ以降は、マイナビやワンキャリアのような日本の就職サイトも参考にしながら情報収集をしていました。
自己分析を通して見えた価値観と強み
日本就職を準備しながら大変だったことはありますか?
やっぱり答えがないものなので、自己分析が1番難しかったです。それでも自己分析を通して、自分は『人が好き』なことと『コミュニケーションをとるのが好き』ということに気付いてから、就活の軸を人と近いBtoC業界やグローバル企業にして活動していました。
大切にしたい価値観をベースに、企業選びをしていったんですね!
そうですね。あとは日本に滞在したことがなかったので、就職の時に不利にならないか少し不安でした。
その部分はどのようにカバーされましたか?
滞在歴があることはもちろん説得力があるかもしれないけれど、面接を受けていて実際そこまで重要でないように感じたので、とにかく日本語を勉強して覚えて、面接に備えました。特に敬語を覚えるのに苦労しました!
初めての日本、初めての就職
様々な企業を受けた中で、今の内定先に決めた理由は何ですか?
最終的な理由はやっぱり人と近い業界である事と、1次から最終まで人や雰囲気がとても良かったので、一緒に働きたいと思いました!
ナヨンさんは本当に「人」が好きなんですね^^
最後に、今後の目標をお願いします。
目標は、「まずは3年頑張ること」です。外国で1年以上住むのも仕事をするのも初めてのことなので、色々な場面で大変だろうけど、頑張れば何か見えると信じて諦めず努力したいですね!
まとめ
コロナ禍という環境に負けず、自身の経験や価値観を大切にしながら日本就職をやり遂げたナヨンさん。滞在歴がないという不安材料も、日本語能力を極めることで見事にカバーされていました。キラキラの笑顔で、日本で働くのが楽しみだと語ってくれたナヨンさんの日本での生活が、きっと素敵な経験になることを心から願っています!