分類 | 国立大学 |
所在地 | 江原道春川市江原大学路1 |
開校 | 1947年 |
学部在校生 | 本校:20,830人 第2キャンパス:9,972人 |
大学院在校生 | 本校:2,987人 第2キャンパス:190人 |
大学概要
国立江原大学(英語:Kangwon National University)は、1947年に設立された韓国の国立大学。北朝鮮と分断されている江原道地域に位置することから、「統一韓国の中心大学」という大学目標を持っています。春川キャンパス、三陟キャンパス、道渓キャンパスの3つのキャンパスがあり、主に春川キャンパスが本校、三陟キャンパスは第2キャンパス、道渓キャンパスは三陟キャンパスの付属施設程度と言われています。
#春川キャンパス
春川キャンパスはソウルから1時間の距離にある首都圏に最も近い国立大学で、江原道出身の学生より首都圏出身の学生が多いのが特徴です。春川キャンパスには17の単科大学と、1の一般大学院、6の専門大学院、3の特殊大学院を運営しています。学軍団として第114学生軍事教育団が設置されており、師範大学付設高等学校と大学病院を持っています。江原圏の大学としては唯一、法学専門大学院と医学専門大学院、獣医科大学、薬学大学が設置されています。 特に、全国に10しかない獣医学科が有名です。
#三陟キャンパス
江原大学の第2キャンパスと呼ばれる三陟キャンパスは、1947年に江原道立春川農業大学として開校した春川キャンパスより早い1939年三陟公立職業学校として開校し、3つのキャンパスの中で最大規模の単科大学である工学大学があるキャンパスです。2006年3月1日に施行された国立大学の統廃合以前は、三陟大学道内最大規模の工科大学を保有した4年制の国立総合大学でした。
#道溪キャンパス
敷地面積は三陟キャンパスより2倍ほど広く、韓国内で標高が最も高い場所に位置する教育機関です。看護学科を含む保健科学大学、消防防災学科、社会福祉学科、幼児教育科など、競争力のある専攻を誘致することで地理的特性による短所を補完しています。
【大学のマスコット】 名前:곰두리コムドゥリ (Gomduri)
大学の特徴
#統一韓国の中心大学
世界で唯一分断されている分断島に位置しているため、国立大学の中で最も南北統一に積極的です。DMZ境界地域研究、統一研究院の設立及び定期学術行事、一般大学院平和学科修士·博士課程の開設、北朝鮮の平学科学技術大学との交流協約の交流締結等、南北大学間の協力に尽力しています。
#ソウルとの近接性
江原大学校は、拠点国立大学校の中ではソウルから最も近く、京春線、ITX-青春など、地下鉄や市外バスなどの交通の便が非常に良いです。 ソウルの中心である龍山駅から南春川駅まで1時間10分、東ソウルターミナルから市外バスでは1時間程度で着くため、他地域の拠点国立大学校に比べると首都圏出身の在学生が60%と最も多い特性があります。
#専攻の多様性
国家の基礎学問を保護するための拠点国立大学の特性から多様な専攻が存在し、複数専攻・副専攻などの多専攻を推奨しています。また 農科大学として始まった大学であるだけに、関連学部及び学科が多く細分化されています。 特に動物生命科学部は3つ、山林環境科学部は6つそれぞれ専攻を保有しており、他の拠点国立大学と比較しても非常に充実しています。
#グローバル交流
世界54ヶ国、266の大学と交流協約を締結しており、複数学位制、交換学生、現場実習など様々なプログラムが準備されているため、学生の積極的な挑戦によって、豊富な海外経験を積むことができます。大学内でも韓国語学院の運営、International Summer プログラム等外国人留学生も多く在学しており、留学生とコミュニケーションを取れる機会も多いです。
キャンパス紹介
【本校、春川キャンパス】
【三陟キャンパス】
【道溪キャンパス】
韓国学生の声
「授業料と寮が比較的安い。 特に授業料はとても安い(文科系専攻基準:一学期170万ウォン)。加えて学校でもらえる奨学金も多いことから(平均1年に250万ウォン)、在学中一度も学費の心配をしたことがない。 また全国平均より寮の収容率が高く(全国平均23%、首都圏18%、江原大学28%)安価で綺麗な新築寮を利用する事ができた。」
「 韓国ではソウルと地方の偏差を減らすために大企業や公企業ほど、企業の新入採用で「地域人材」を選抜する典型がある。その地域の大学卒業者を優先的に選抜することであるが、この点で江原大学は江原道地域で大きな加算点を得ることができるというメリットがある。 実際、周辺の先輩同期たちも同制度を利用して韓国電力、水資源公社などの公企業に多く就職した。」
「学習、就職、文化という部分で実質的な支援をたくさん受けることができた。自分で情報を探し、積極的に利用すれば、学校から多種多様な支援を得ることができる。例えば、メイズランナー(一学期1チーム当たり50万ウォン支援)、就職支援(本代、語学試験受験料、就職相談専門家、正装レンタルなど)、メンター資格研修(講義受講後報告書を提出すると10万ウォン)、スポーツセンター(ジム、プール学期当たり10万ウォン)、祭り(桜祭り、サークル祭り、大同祭+α)。」
イメージの近い日本の大学
国立大学で、多様な学部と広大なキャンパスを持つ、北海道大学が近いイメージに挙げられます。
江原大学が国立大学であることから、日本協定校も国立大学の割合が高く、農業大学・工業大学等様々な専門分野の大学との繋がりも見ることができます。
江原大学と日本の大学の協定校(2021年現在)
北海道 | 北海道大学、帯広畜産大学、北見工業大学、室蘭工業大学 |
秋田 | 秋田大学 |
東京 | 国学院大学、早稲田大学、目白大学、東京農業大学、東京海洋大学、芝浦工業大学 |
千葉 | 千葉大学 |
長野 | 信州大学 |
石川 | 金沢星稜大学 |
富山 | 富山大学 |
滋賀 | 滋賀県立大学 |
奈良 | 天理大学 |
岡山 | 倉敷芸術科学大学、吉備国際大学、岡山大学 |
鳥取 | 鳥取大学 |
福岡 | 九州大学 |
大分 | 中村学園大学 |
長崎 | 長崎大学 |
鹿児島 | 鹿児島大学 |