韓国大学院で気づいた日韓のコミュニケーションの違い

K-POPアイドルやNiziU・韓国ドラマの影響で韓国社会に対して世間の関心が高まっている中、日本と韓国の文化の違いに関心を持たれている方々もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、韓国で大学院生、兼日本企業と韓国人学生の橋渡しを行なっているKORECに所属するモナさんに日本と韓国のコミュニケーションの違いについて聞いてみました!


モナさんプロフィール

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大学時代、韓国旅行で韓国人の温かさに触れ、「次は韓国語で感謝の意を伝えたい」という思いで韓国語の学習を始めたことをきっかけに日韓交流マニアになる。

その後、

どうしても韓国に住んでみたいという思いで2014年の12月に訪韓。

NGOでのインターンや、韓国観光情報サイトでのコンテンツ制作や言語教育アプリベンチャーでの翻訳等を経験し、大学院に進学。

現在はKORECでスタッフとして学生のサポートやカフェの管理をしながら、日本就職を目指す韓国人学生を対象にした論文作成の準備を進めている。


モナさん今日はインタビュー、よろしくお願いします!

こちらこそ!よろしくね〜!


ウリ文化(友達の友達は友達)について

早速ですが、日本と韓国に実際に住んでみて
コミュニケーションにおいて一番大きな違いは何でしたか?

韓国には、ウリの文化があるところですね。

ウリ(우리)というのは、日本語で「私たち」という意味であり、
韓国人は家族や国民の絆が特に強い民族なので
自分の家族・国のことを私たちの家族・私たちの国といいます。

そのため、コミュニケーションにおいても、
「友達の友達は友達」と考えるように自分と密接に関係する内部の絆を大切にする人が多いです。

私は韓国ドラママニアなのですが、日本のドラマと韓国ドラマを比べると
「韓国人の方は自分の感情をストレートに表現する」と感じたのですが、
モナさんは韓国で生活してみてそのようなことは感じられましたか?

とても感じています!

韓国の方は、自分の感情をそのままストレートに表現してくることが多いです。
日本では、本音と建前という文化があり、コミュニケーションにおいても意識される方が多いと思います。

一方で、韓国では、本音トークが多いと思います。


どんな時でも本音トーク

私は韓国ドラママニアなのですが、日本のドラマと韓国ドラマを比べると
「韓国人の方は自分の感情をストレートに表現する」と感じたのですが、
モナさんは韓国で生活してみてそのようなことは感じられましたか?

とても感じています!

韓国の方は、自分の感情をそのままストレートに表現してくることが多いです。
日本では、本音と建前という文化があり、コミュニケーションにおいても意識される方が多いと思います。

一方で、韓国では、本音トークが多いと思います。

具体的に何かエピソードなどありますか?

日韓交流のプログラムなどで韓国人と交流した時に、
嬉しい時は本当に嬉しがるし、怒っている時は本当に怒っているんです。(笑)
喜びでも怒りでも正直に話してくれるし、隠さないです。

怒ったとしても、決してぶつかり合いを求めているのではなくて、
本音で話し合うことで「調和」を求めているのだと思います。
だから、ストレートに感情表現してくれるからとてもわかりやすいです。


明確な意思表示がある

プライベートで調和のための本音トークが韓国社会では大切されるとお伺いしましたが、
一般的に会社でのコミュニケーションも本音トークが大切にされていますか?

そうですね。
会社でも本音で話すことが多いと思います。

韓国の方は、自身の明確な意思を持つことを大切にしているので、
その意思表示することは会社でも必要とされます。

会社でも本音トークができれば、心地よく働くことができそうですね!


KOREC(コレック)について

モナさんが所属されているKORECについてお伺いしたいです!

KORECは、ハイスペック人材を求める日本企業と
韓国学生の橋渡しをする韓国人材専門の採用支援サービスです。
日本で言う東大・早慶レベルの学生も多数在籍しています。

かなりレベルの高い人材が在籍しているのですね。

学力はもちろんなのですが、登録学生の半数以上が日本語能力検定の最高位であるN1の取得者と、それに次ぐN2(日常会話・ビジネス会話可能)の取得者で日本語レベルはかなり高い方が多いです!またTOEIC スコア900点台・800点台の方も全体の半数を占めています!

日本語も英語も話せるグローバルな学生が多いということですね。

そうです。
また、文化が近く・素直で礼儀を重んじる民族性のため、
日本企業に就職してもすぐに馴染める学生が多いです。

そして、KORECに在籍している日本での就職を目的にしている学生は、
日本文化に好感を持っていて、日本で働くことを夢見ている方です。

韓国国内は不況が続いているので、
日本に比べて優秀な人材が採用しやすいのも特徴です。

それにしても、なんでKORECはハイスペックな韓国人学生が多く登録されてるんですか?

それは、韓国でバズっている日本就職スクール「KOREC」をソウルで運営しているからです。

「KOREC」では日本で就職したいという学生が集まり、日々交流や勉強会が行われています。
ちなみに「KOREC」主催の日本就職講座は募集開始30分で満員になる人気講座なんですよ!

すごい!!大人気の講座なんですね。
スペックの高い学生たちが集まり、日本就職のための講座も受講しているのですね。

でも、実際に韓国に行くのは、コロナ禍で大変だと思うのですが…

オンラインでも対応しているので安心してください。
コロナによる影響を考慮し、オンラインでのマッチングイベントも開催中です。
詳しくはHP(https://bwell.jp/korec/)をでも見ていただけますのでよかったら見てくださいね!

KORECを通して日韓交流もできて日本企業・韓国学生の
WIN-WINな関係も構築できるというところも魅力に感じました!ありがとうございました!


まとめ

いかがでしたでしょうか?

「ウリ文化」「調和のための本音を求める文化」が韓国には存在するようですね。

日韓の間にも、似ているようで少し違う文化が見受けられます。仕事でもプライベートでも互いに理解して、共生していく社会が創造できるといいです。