知っておきたい“インソウル“とその生活事情

韓国では「インソウル」という言葉が一般的でよく使われますが、皆さんご存知ですか?

今回はインソウルについて、ソウル市内の生活事情も合わせてご紹介していきます!

インソウルとは?

これは、英語の「in Seoul」のことで、ソウル市内にある大学を指す言葉です。

日本では、私立大学・国公立大学という区分で分けられることが多いですが、韓国ではソウルにある大学かそうじゃないかで分けられることも多いんです。(もちろん私立・国公立という区分はありますが。)

大手企業の本社がソウル市内に集中していることもあり、インソウルは就職でも有利に働くことが多く、受験生たちの大半はインソウルの大学を目指します。人気が集中しすぎて地方の大学との格差が広がり、深刻な定員割れを引き起こしている地方の大学からは悲鳴も。もちろん地方にもいい大学はあるのですが、ステータス的な意味でもインソウルの大学は圧倒的な人気を誇っているのです。

(代表的なインソウル の大学)

なので、採用活動を行う上で「インソウルの大学卒」の経歴があれば、高い倍率を潜り抜けた優秀な人材である、という一つの判断材料になるでしょう。

ソウル市内に住めるのはセレブ!過酷な通勤事情

これだけの大学が集まっており、経済の中心でもあるソウル市内は、家賃が高いことでも有名です。日本でも有名な江南(カンナム)では、25坪のマンションの家賃が約45万円!大学が集中している地域でも、30坪ほどの広さの新築マンションを買うのに1億円は下らないといわれています。

実際、私の友人も市内のアパートは高すぎて一人暮らしができず、郊外から1時間半かけて通ったり、どうしても家から通えない友人はルームシェアをしていました。(やはりソウル市内で一人暮らししている人は、他と比べて少し裕福な家が多かったです!)

ソウル郊外からの通勤・通学が多いため、ソウルの通勤ラッシュは地獄と言われています。新しく路線が増えたところは緩和されてきていますが、江南駅周辺の環状線は乗車率が200%を超えるといわれています。また郊外からソウル市内にある会社に通う人が多いことから平均通勤時間も長く、OECD(経済協力開発機構)が2017年にまとめた各国の平均通勤時間は、韓国が58分で一番長いとされていました。

ソウルでの移動手段は?

ソウル市内は縦横に9路線の地下鉄が走っています。バスも細かく張り巡らされており、移動方法は地下鉄・バスがメインです。韓国市内を走る地下鉄は本数が多く、ホームに行けばほとんど待たずに乗車できます。地下鉄ルートで目的地に行ける場合は、地下鉄での移動がベターです。

同様に、路線バスもかなりの本数が運行していますが、車社会のソウルでは渋滞になることも多いです。

韓国での移動に欠かせないものと言えば、「T-money」カード。日本のSuicaにあたるもので、ほとんどのソウル市民が所持しています。現金での支払いの煩わしさから解放されるだけでなく、地下鉄やバスの料金が、現金よりも100ウォンお得になります。

また、タクシーやコンビニ、コインロッカー、公衆電話、美術館などの施設の入場料など、様々なシーンでの支払いができるため、非常に便利です。

まとめ

今回は「インソウル」 とそれにまつわる生活事情について紹介しました。

韓国国民にとってインソウル のステータス的な魅力は、同じ首都である東京と比較しても非常に大きいように感じます。一方で、いくつかのキャンパスをソウル市外に新たに設けてソウルへの一極集中を避ける動きも出てきています。

日本同様に少子化の進む韓国で、インソウルの価値も今後変化していくかもしれませんね。