韓国大学紹介Vol.6【漢陽大学】

分類私立大学
所在地ソウル:ソウル特別市城東区往十里路
ERICA:京畿道安山市常緑区漢陽大学路
開校1939年 7月
学部在校生ソウル:15,709人 (2020年)
ERICA:9,176人(2020年)
大学院在校生ソウル:6,744人 (2020年)
ERICA:1,286人(2020年)

大学概要

学校法人漢陽学園傘下の私立総合大学で、ソウル特別市 城東区に本校のソウルキャンパスと京畿道 安山市に分校のERICAキャンパスがあります。前身は日本統治下の1939年に事業家、教育者、更には音楽家としても名高い金連俊(キムヨンジュン)によって設立された東工科学院で、1945年の解放とともに名前を建国技術学院に変え、また1948年には四年制正規大学の漢陽工科大学として認可を得て、1959年に総合大学として現在の漢陽大学校となりました。2003年には産学協力団を、2007年には韓国電気研究院融合研究センターを、2008年には漢陽大学の技術を基盤とした会社として、HYUホールディングスを設立。「愛の実践」を目標に勤勉、正直、謙遜、奉仕の徳目を備えた人材を世界各地に送り出しています。

大学の特徴

理工系の高い競争力

漢陽大学は総合大学ですが、ルーツが工科大学ということもあり、工科大学分野において高い競争力を持っています。「2016韓国経済·グローバルリサーチ」が発表した理工系大学評価で総合1位となり、2011-2015年間にベンチャー企業の最高経営者(CEO)を最も多く輩出した大学でもあります。熟練された技術創業者を養成する目的で設立された「グローバル企業家センター」と、研究所や大学の共同協力事業の推進と支援のために設立された「産学研デジタルパーク」を運営。また融合学問に重点を置いており、ナノ工学(NT)、生命工学(BT)、情報技術(IT)、環境工学(ET)などを融合してNBT、NIT、NETのような新しい融合学問の研究を進めています。

政府財政支援事業6冠達成

漢陽大学は2014年、国内唯一の政府財政支援事業6冠を記録しています。 教育部主管事業である産学協力先導大学育成事業(LINC)をはじめ、学部教育先進化先導大学育成事業(ACE)、大学特性化事業(CK)、ブレインコリア21プラス事業(BK21+)、高校教育正常化寄与大学支援事業、中小企業庁企業家センター主管大学、という6つの事業において表彰を受けました。

愛の実践と寄付

漢陽大学は1994年、韓国で初めて大学内に社会奉仕団を設立し、韓国唯一の教養科目「フィラントロピー(Philanthropy)」を開設しています。これにより、漢陽大学は建学の精神である「愛の実践」を具現化し、大学の社会的責任を果たす知性人を養成しています。また韓国の大学で初めて、通っている学科/学部や、応援したい大学に寄付できる「GivingㄹDay」を始めました。これは学校の建築基金や当該大学所属の学生のための奨学金に使用されています。

国際交流プログラム

現在76カ国777の海外機関と学術交流協定を締結し、海外大学への交換学生派遣、IT分野の研修生派遣、インターンシップ支援、語学研修生の単位認定などを通して、社会が必要とする人材輩出に多くの関心を傾けています。また、グローバル3.0プロジェクトを通して教育と研究、産学協力分野での国際化を促進。世界水準の名門大学への跳躍も視野に入れているため、中国上海やニューヨークなどに創業基地を建て、留学生を積極的に支援するとともに、国内学生の海外インターンシップ機会も拡大していっています。

キャンパス紹介

【ソウルキャンパス】

【ERICAキャンパス】

大学マスコット】

シンボルの獅子は学校の伝統性と自負心を表すイメージキャラクターとして活用され、主に大学のバナー、垂れ幕、学生用品、記念品に使用されています。

世界大学ランキング

順位150位(韓国国内では7位) ※2020年版

漢陽大学出身の内定先

日立ハイテク、ソフトバンク・テクノロジー、テレアースジャパン、マーキュリー、ヤマト運輸

イメージの近い日本の大学

立教大学のイメージがあげられます。ただしランキングに最も近い大学は世界132位、国内6位の九州大学で、理系に強い点も共通点として当てはまります。

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