働き方改革や業種の変化が激しい現代。
企業の新卒担当者様の中には「なかなか高学歴学生を採用できない」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
今回は、高学歴学生の中でも「京大生」に焦点を当てて就活事情を読み解いていきます。
1.就活アンケートからみる京大生の就活事情
さっそくですが、京大生の就活は特殊であるのか?
最初に答えを言ってしまうと、決してそのようなことはありません。
その理由を2つに分けて説明していきましょう。
①志望する業界は偏っているのか?
新卒担当者様が1番気がかりなのは、
「そもそも自社の業界への志望が少ないのではないか?」
ということではないでしょうか。
外資就活ドットコムは2021年4月16日に、
「京大生が志望する業界ランキングTOP10」というランキングを公開しました。
数年前から根強い人気のあるコンサルが1位と3位にランクインしています。
その一方で、総合商社が2位にランクインしており、
メーカー系も4位から続いています。
つまり、京大生の志望業界が1点に偏っているわけではなく、
どの企業にも京大生獲得のチャンスはあると言えます。
②京大生の就活のスタートは?
インターンへの参加は学生にとって就活の最初のステップです。
企業と直接関わることができる数少ない機会であるだけでなく、
本選考につながることもあるので参加する学生は年々増加傾向にあります。
次に示すのは株式会社RECCOOが2020年10月15日に公開した、
「就職活動の状況についてのアンケート調査」です。
このアンケートは2022年卒業予定の大学生・大学院生を対象に行われ、
約7割の回答者が東大や京大、早慶、旧帝大、MARCHなどのいわゆる高学歴学生です。
このアンケートを見てもわかるように、
9割以上の高学歴の学生が他の学生と同じように夏のインターンへエントリーしています。
よって、企業が京大生とつながる機会は十分にあると考えられます。
インターンについては後ほど詳しく解説していきます。
2.実際の内定先はいかに?
それでは、実際の京大生の内定先を見ていきましょう。
下のランキングは、ダイヤモンド・セレクトが2021年1月26日に公開した
「京都大学「就職先企業・団体」ランキング2020」です。
1位と2位が大学に関する就職先となっていますが、
3位以降は多種多様な業界がランクインしており、
1つの業種に集中して就職しているわけではないと言えます。
また、京大生は官公庁への就職が少なく、民間企業への就職が多いという特徴が見えます。
つまり京大生採用のチャンスはどの企業にもあるということです。
3.京大生採用に成功している企業が行なっていることは?
それでは、どのようにして人気企業は京大生採用に成功しているのでしょうか?
ここではその特徴について説明をしていきます。
インターンの実施
京大生のような高学歴学生の獲得に成功している企業が力を入れていること、
その1つにインターンが挙げられます。
「1.就活アンケートからみる京大生の就活事情」でもお話ししたように、
インターンへの参加は学生にとって就活の最初のステップです。
企業と直接関わることができる数少ない機会であるだけでなく、
本選考につながることもあるので参加する学生は年々増加傾向にあります。
次に示すのは「1.就活アンケートからみる京大生の就活事情」でも用いた
「就職活動の状況についてのアンケート調査」の続きです。
夏インターンに参加した学生の8割が参加先の企業に興味を持ったことがわかります。
やはり、インターンは学生が企業に興味を持つ貴重な機会であると言えます。
参照:PRTIMES 上位校22卒学生の8割が「夏インターン参加先の本選考に興味」。コロナ禍における夏までの就活動向を調査。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000033607.html
学生を魅了するインターンとは
では、一体どのようなプログラムでインターンを企画すると、
学生を惹きつけることができるのでしょうか?
実際のインターンの例を挙げてみましょう。
京大生にも人気の高い三菱商事の長期インターン「MC Academia」では、
社員と一丸となって実際に事業を策定することができ、
実際に働いている社員と深く関わることで
企業や業務への魅力が感じられやすいプログラムになっています。
また、三井物産では人工知能分野で活躍しているAIベンチャー企業と連携して
新規事業の立案・推進を行うインターンや、
修士・博士課程の学生向けのインターンを行ったりすることで
さまざまな専攻の学生の興味に合わせた内容のプログラムを提供することに成功しています。
このように、人気のインターンを開催するためには、
「学生にとって必要なことは何か?」を考えて企画することが重要だと言えます。
よって、京大生のような高学歴学生を引きつけるためには
以下の条件に当てはまればよいと考えられます。
- 参加型であること(実際の業務に携われる)
- 現役社員と交流できる
- さまざまな専攻の学生のニーズに合うように複数のコースを設ける
このような学生中心のインターンは一見すると、
「企業にとってメリットが少ないのでは?」
と感じるかもしれません。
しかし、インターンで学生の興味を惹きつけることができれば、
多くの有能な高学歴学生が本選考にエントリーしてくる可能性が高まります。
そのように考えると、企業側も将来的なメリットは大きいでしょう。
4.京大生が利用している就活サービスは?
それでは、京大生が実際にどのようなサービスを利用して
就活を進めているのかを見ていきましょう。
京大生も他の学生と同じように就活サイトに登録をしています。
その中でも「OpenWork」や「ONE CAREER」に登録している学生が多いようです。
「OpenWork」には実際に企業で働いた社員・現役社員の声が
国内最大級の10,000件以上掲載されています。
説明会だけでは分からない現場の生の声をより詳しく知ることができるため、
本選考にエントリーをする際に参考になります。
一方、「ONE CAREER」には厳選された優良企業が掲載されており、
京大生のような高学歴学生のニーズに合った内容となっています。
このように京大生は情報収集、インターン応募のために自分に合った就活サイトを利用しています。
5.採用担当者様向けおすすめサービス
最後に、採用担当者様におすすめのサービスを紹介していきます。
実際に京大生の就活事情がわかったとしても、
どのようなツールをどのように使えば有効的なのか、
どのようなPRをすれば口コミが広がるのか分からない、
また人材紹介は高いので利用したくない
と感じている方は多いと思います。
最近ではこのようなお悩みを一気に解決してくれるサービスが増えてきています。
そんなサービスの一つである「企業プレゼン.com」を紹介していきましょう。
企業プレゼン.comの特徴
「企業プレゼン.com」には次のような特徴があります。
- 圧倒的な学生データベースにより、企業と京大生を希望人数分接触させてくれる。
- 接触数がオーダーした人数分の半分にも満たなかった場合は、料金は不要。
- 人材紹介でなく成果型動員サービス。採用単価は発生しない。
- 京大生が接触後、学生にはアンケートを回答してもらうので 今後の採用マーケティング活動にも活用可能
つまり、効率よく京大生とマッチングできるだけでなく、
企業自体の認知拡大につなげることもできます。
また、万が一オーダー学生数の半分にも達しなかった場合は、
一切費用は発生しないことを考えるとかなり手を出しやすいのではないのでしょうか。
京大生のような高学歴学生と手早くマッチングしたい採用担当者様はぜひ一度サイトを確認して見てください。
6.まとめ
京大生を獲得することは一見難しく、
すべての企業には獲得のチャンスがあるわけではないように感じられます。
しかし、工夫をすることでいくらでもチャンスはあります。
まずは、さまざまなサービスを利用することで、
「京大生と出会うチャンスを増やす」ことから始めてみましょう。