【企業担当者必見】高学歴学生を自社採用するには?東大生の就職活動の特徴

突然ですが、みなさんは新卒採用をするとしたらどのような学生を採用したいですか? 

 

おそらく多くの方が「優秀な学生」と答えると思います。

優秀な学生は偏差値の高いトップ校に多く在籍しています。 

今回はそんな高学歴学生の中でもトップと言える「東大生」の就活事情を見ていきましょう。

1.就活アンケートからみる東大生の就活事情

東大生の就職と言えばどのようなイメージがあるでしょうか?

おそらく多くの方が官公庁や大手企業というイメージを持っていると思います。 

 

では実際にはどうなのか見ていきましょう。

①人気業界は?

エンカレッジ東大支部は2020年7月27日に、

東大生のキャリア選択に関する意識を調査す

るためオンラインによるアンケート調査

を公開しました。 

                                          

このアンケートは21年卒業予定の東大生203名に対して、

2020年2月中旬〜4月初旬に行われました。 

                              

このアンケートによると、

コンサルや金融系、商社への志望が多いことがわかります。

イメージの強い官公庁は6%となっており、

際立って多いということはありませんでした。 

また、その他にもさまざまな分野の業界を志望しているので、

どの企業にも東大生獲得のチャンスはあると言えます。

 

②東大生の企業選びに特徴はあるのか?

次に東大生の企業選びには

どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

                      

東大新聞オンラインは2021年5月17日に

【イマドキ東大生のキャリア観】①」という記事の中で、

企業を選ぶ時に最も重視するポイントはなんですか?

というアンケートの結果を公開しました。 

                           

これによると、全体の61%の東大生が

「自分のやりたい仕事であること」と回答しています。

                           

また、「自分の成長が期待できること」や

「自分の能力やスキルを生かせること」、

「ワーク・ライフ・バランスが確保できること」などの回答が続きます。 

                                    

このアンケート結果からもわかるように、東大生は企業選びを行う際に

自分のやりたい仕事であることを重要視する傾向にあるようです。

                               

東大新聞オンライン 【イマドキ東大生のキャリア観】① 新たな「安定」は自分のスキルで得る https://www.todaishimbun.org/career_survey20210517/

③「京大生」との違いはあるのか?

それでは最後に、

同じく高学歴学生である「京大生」と比較していきましょう。

                              

OpenWorkは2021年3月23日に

【東大・京大】就職注目企業ランキング」を公開しました。 

                              

どちらの学生もコンサル企業や大手企業を志望していますが、

企業の拠点地域が異なります。

東大生は東京に拠点を置いている企業に志望する傾向がある一方で、

京大生は関西のインフラ企業や関西に本社を置く企業に志望する傾向があります。 

                                    

よって、企業の拠点地域によりターゲットとなる学生を絞りやすくなっています。

働きがい研究所 by openwork 東大、京大、早慶、MARCH、それぞれの学生の注目企業は?
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_81

2.実際の内定先はどうなのか?

それでは実際の東大生の内定先を見ていきましょう。 

                      

ダイヤモンド・セレクトは2021年1月19日に

東京大学「就職先企業・団体」ランキング」を公開しました。

                            

先ほどお話しした就職注目企業ランキングと同様に、

アクセンチュアや野村総合研究所、PwCコンサルティングなどの

コンサルが上位を占めています。

                             

また、志望業界ランキングではあまり目立たなかった官公庁ですが、

実際には経済産業省や国土交通省、日本銀行がランクインしており、

実際に就職する学生が多いようです。

                             

一方で、ソニーやトヨタ自動車などのメーカー、

三井住友銀行や東京海上日動などの金融系のように

さまざまな業界にも多くの東大生が就職していることがわかります。

                             

つまり、東大生の就職先に特別強い傾向はなく、

どの業界にも就職しているということです。 

                            

どの業界の企業にも東大生獲得のチャンスはあると言えます。

参照:DIAMOND online 東京大学「就職先企業・団体」ランキング2020!【全20位・完全版】
 https://diamond.jp/articles/-/259949

3.東大生採用に成功している企業とは?

では、どのような企業が東大生採用に成功しているのでしょうか?

その特徴を見ていきます。

           

                 

東大生のような高学歴学生の獲得に成功している企業が力を入れていること、

その1つにインターンが挙げられます。

                       

ここでは、なぜインターンが有効的なのかを解説していきます。

先ほど、1.就活アンケートからみる東大生の就活事情

東大生の企業選びに特徴はあるのか?で述べたように、

東大生は就活で企業を選ぶ時に自分のやりたい仕事であることを重要視しています。

                                  

やりがいのある仕事を見つける有益な手段は、

実際に仕事を体験したり説明を聞くことです。

                      

そこできっかけとなるのがインターンの実施です。

                        

下のグラフは株式会社RECCOOが2020年10月15日に公開した、

就職活動の状況についてのアンケート調査」です。

このアンケートによると、

インターンに参加した学生の8割が

参加先の企業に興味を持ったことがわかります。 

                               

つまり、インターンの実施は東大生が企業選びを行う手段としてだけでなく、

企業側が東大生を獲得するチャンスにもなります。

学生側にも企業側にもメリットがあり、とても有益な手段であると言えます。

                                  


参照:PRTIMES 上位校22卒学生の8割が「夏インターン参加先の本選考に興味」。コロナ禍における夏までの就活動向を調査。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000033607.html

4.東大生が利用している就活ツールは?

ここまでは東大生の就活の特徴をお話ししてきました。

次は東大生が就活に使っているツールを見ていきましょう。

                            

東大生も他の大学の学生と同じように、

マイナビ」や「リクナビ」のような就活サイトに登録をしているようです。

また、「OpenWork」や「ONE CAREER」に登録している学生も多いようです。

                           

 

マイナビ」や「リクナビ」では企業探しはもちろん、

その他にも自己分析や適性検査対策ができるのが特徴です。

ES対策が手軽にでき、多くの大学生から支持されています。

                             

また「OpenWork」では、

実際にその会社で働いている人のリアルな口コミが掲載されているのが特徴です。

説明会だけでは分からない現場の生の声をより詳しく知ることができるため、

本選考にエントリーをする際に参考になります。

                                    

最後に「ONE CAREER」には、

実際の内定者のESや体験談が掲載されているのが特徴です。

ESを提出する前や面談前に主に活用されているようです。

                          

このように、東大生は他の大学の学生同様に

目的に合わせて複数の就活サイトを利用しています。