まだ諦めないで!5月に内定がない人が次にとるべき行動

「気がつけば5月まだ内定が取れていないのはやばいかもしれない…。」

「周りが次々に内々定をもらっていて焦りを感じている…。」

近年の就活生は動き出しが早く、3年生の4月から就職活動を始めている人も多く見かけます。就職活動を始めるのが遅かった人でも3年生の3月には就職活動を始めていると思います。

3年生の4月から就職活動を始めた人は1年以上、3年生の3月から就職活動を始めた人でも2ヶ月が経とうとしています。

2022年5月13日のYahoo!ニュースには「来春卒大学生、就職内定率58% 過去最高、リクルート調べ」という見出しも出ており、5月時点で内定がない人は多少なりとも不安や焦りを感じているのではないでしょうか。

筆者も内定獲得に苦労した人間なので焦る気持ちは非常によくわかります。

ですが、焦る気持ちを押さえて今やるべきことにしっかりと取り組んでいきましょう。

やるべきことをやり切れば満足して就職活動を終えることができます!

5月時点での内定獲得率

内定獲得率

5月1日時点での内定獲得率を見て見ましょう。

冒頭、Yahoo!ニュースの記事を取り上げ、リクルート調べで内定獲得率58%であるとお伝えしました。

株式会社ディスコの「23卒・5月1日時点の就活状況データ」
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/202205_gakuseichosa_soku.pdf

他にも大手人材会社、株式会社ディスコの「23卒・5月1日時点の就活状況データ」において「内定獲得率65%」という数字が公表されています。

2022年5月の58.4%を6.6%ポイント上回り、内定獲得時期が早期化していることがわかります。

エントリー状況

株式会社ディスコの「23卒・5月1日時点の就活状況データ」
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/202205_gakuseichosa_soku.pdf

5月1日時点での平均エントリー社数(1人当たりが選考にエントリーしている企業数)は24.7社。2022年5月の27.1社を約2社下回っています。

内定率が高い水準で推移していることから早めに就職活動を終了し、エントリー数が少ない学生がいることが要因ではないかと考えられます。

ここでしっかりと理解してほしいのは「平均約25社のエントリーをしている」という事実です。現在内定を獲得できていないみなさんの中には「エントリー数が足りないこと」が内定を獲得できない理由になっている方も少なからずいると思います。

筆者の内定獲得が遅れた理由の1つがまさに「エントリー不足」でした。

今振り返れば、もっと早くから多くの企業にエントリーしていればよかったと後悔しています。

先輩やエージェントに勧められた企業の選考はまず受けてみる姿勢を持つことを心がけてみてください。

最近では無料の就活メンターサービスを提供しているところもあるので、

そういったサービスを利用してみるのもいいかもしれません。

就活メンターサービスについてのまとめ記事はこちら

5月時点での企業の採用活動の状況

5月時点での企業の動きもしっかりと押さえておきましょう。

マイナビ2023では5/26(木)時点でエントリー受付企業数約24,000社です。

また、新規掲載開始が50社を超えるなど5月にエントリーできる企業は多数あります。

就職プロセス調査(2023年卒)「2022年5月15日時点 内定状況によれば5月中に就職活動を終了しようと考えている人の割合はわずか11%であり、就活生の活動が終了しないことから企業側も選考を継続させているものと考えられます。

ここからは筆者が実際に聞いた「5月以降も採用を継続する理由」をお話しします。

余談となりますので興味がない方はぜひ次の「5月に内定がない学生が陥りやすい誤った考え」をご覧ください。

筆者には7月に初めて内定を獲得した知人がいます。

知人の背景として

・志望の業界が明確であり、他の業界はみていなかった
・業界大手の選考はすべて落ちてしまった
・就職活動を始めた時期が遅く、徐々に選考通過率は上がっていた

という点があります。

知人が内定を獲得した会社が求人を出し始めた時期は6月初旬だったそうです。

この企業は大手企業の子会社であり、独立して採用戦略を作っていました。

人気業界でありながら6月まで求人を公開しなかった理由は「内定承諾率を上げるため」だそうです。

6月になると求人に応募してくる学生の内定承諾率が高いという過去のデータを元にこのような戦略を用いたそうです。

3月に求人を出した場合には他の業界大手企業と取り合いになるため内定辞退の数が多く、採用にかかるコストが非常に大きいことがわかっていました。そこで求人の時期を変更したところ志望度の高い学生が多く応募してくるようになり、承諾率が高くなったということです。

また、6月頃であれば「ポテンシャルは高いが部活動やサークルなどに本気で打ち込んだことが理由で就職活動のスタートが遅れた優秀な学生が残っている確率が高い。」ということも理由の1つでした。

このように狙いを持ってこの時期に求人を公開する企業もあります。

早い時期から求人を出している企業ばかりではなく、この時期にある求人から自分にあった求人を見つけることも非常に有効な手段だと思います。

5月に内定がない学生が陥りやすい誤った考え

5月に内定がない学生が陥りやすい誤った考え①「いきたい企業のみにエントリーする」

「もう5月で時間もないし、本当にいきたい企業に絞ってエントリーしよう」

「複数の会社を受けるよりも一社に時間をかけた方が選考対策がしやすいし、エントリー数は少なくしよう」

筆者が就職活動で苦労した理由の一つは「エントリー数が足りなかったこと」です。

正直、エントリーシートを書くのは大変ですよね。大変なことから逃げたいと思うのは当たり前なことだと思います。しかし、エントリーしないことには内定を獲得できません。

ここで少し、筆者の体験談をお伝えします。

現在のみなさんと同じような悩みを抱えていた筆者が内定を獲得できた理由もお伝えします。

筆者は興味のある企業を10社くらい受ければ内定が出るだろうと思っていました。

先輩の紹介などでイベントに参加し、そこで出会った企業の中から興味のある企業の選考を受けるというスタイルで就職活動を行っていました。イベントに参加すると多くの企業が「特別選考ルート」を用意してくれます。そのルートに乗り選考に進んでいました。しかし、なかなか内定までは辿り着きませんでした。※ちなみに内定がイベントから選考に進んだ企業は5社程度です。

内定がないことに焦りを感じた筆者は先輩やエージェントなど頼りにしていた人たちに「内定が取れずに焦っている。自己分析が足りないのか面接練習が足りないのかわからない。」と相談しました。
先輩・エージェントから返ってきた答えは「それはエントリー数が少なすぎる。選り好みせずにまずは選考を受けた方がいい。」というアドバイスをもらいました。

その後、イベントにきている大半企業の選考は受けるようにしました。
※大半と書いているのは「どうしてもこの会社では働きたくない」と思った企業を除いているためです。

結局、合計で30社程度の選考を受けました。
必然的に就職活動について考える時間も増え、面接では過去に聞いたことのある質問がくるケースが増えました。そして無事に内定を獲得することができました。

内定を獲得できた理由の一つは「エントリー数を増やしたこと」で間違いないと言い切れます。

筆者の話にお付き合いいただきありがとうございます。

エントリー数を増やすことの大切さは理解していただけましたか?

大変だと感じることはとてもわかりますが、まずはエントリーしてみてください。

5月に内定がない学生が陥りやすい誤った考え②「”とりあえず”選考を受ける」

「もう5月なのに内定がないからとりあえずエントリー数を増やそう」

「たくさんエントリーすればどこかに受かるはず」

先ほど「まずはエントリー数を増やす」というお話をしましたが、もう一点注意してほしい点があります。それは「”とりあえず”エントリー数を増やせば良い」という勘違いをしないでほしいということです。

エントリー数を増やすことができた人は、選考の振り返りを行うことを絶対に忘れないでください。失敗を振り返ると気分が落ち込んでしまうことは理解しています。しかし、失敗を振り返らなければ同じ失敗を繰り返すことになってしまいます。

選考の振り返りとして筆者が意識していたことは「誰かに頼る」ことです。

1人で振り返りをしても正解はわかりません。就職活動のプロであるエージェントを活用することが最も効率的な手段であると考えられます。

自分で解決しようとする姿勢は素晴らしいですが、時には他人を頼ることも大切です。

筆者もエージェントには非常に助けられました。

5月に内定がない学生が今やるべきこと

5月に内定がない学生が今やるべきこと「頼りになる人を見つける」

あなたが一番最初にやるべきことは「頼りになる人を見つける」ことです。

頼りになる人を見つけることができれば、その人からの紹介でエントリー数を増やすことが可能です。イベントの紹介をしてくれる人もいれば、ダイレクトに企業を紹介してくれる人もいます。イベントに参加している企業の選考にエントリーするもよし、紹介された企業の選考にエントリーをするもよしです。

また、頼りになる人を見つけておくことで選考の振り返りも行うことができます。

選考の振り返りを行うことの大切さは前述の通りです。

頼りになる人を探すためにはまず就活支援サービスを活用してみましょう。

1つのサービスを利用するだけではなく、複数のサービスを同時に利用することをお勧めします。

頼りになる人は1人よりも2人いた方がいいですし、2人よりも3人いた方が良いと言えます。まずは就活サービスに登録して頼りになる人を見つけ出してみてください!

まとめ

今回は「まだ諦めないで!5月に内定がない人が次にとるべき行動」というタイトルで

・5月時点での内定獲得率

・5月時点での企業の採用活動の状況

・5月に内定がない学生が陥りやすい誤った考え

・5月に内定がない学生が今やるべきこと

についてお伝えしてきました。

もう5月ですがまだ5月です。

内定獲得率約60%ということは10人に4人はまだ内定を獲得していないということです。

自ら行動し、この記事にたどり着いたみなさんは周りの学生が知らない「今から取るべき行動」を知っています。

焦る気持ちはわかりますが、焦りすぎずやるべきことを積み重ねていきましょう。

もし頼りにしていただけるのであれば私たちが全力でサポートします。

この記事を最後まで読んでくださったみなさんからの連絡を心待ちにしています。