設立4周年!KORECの今と未来について

2023年5月25日、KORECはついに創立4周年を迎えました!コロナという大きな壁に直面しながらも、右肩上がりの大きな成長をしてきたKOREC。今回は、KORECの今までを振り返ると共に新たなスタートに向けて、CEO春日井萌さんにインタビューしてきました。4年間の総括と日韓への熱い想いを語って頂きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください!

4年間の総括

ーKOREC創立4周年、おめでとうございます!まずはこれまでの具体的な成長指数について聞かせていただければと思います。

ありがとうございます。現在把握しているのは、2年前に創立したKORECの公式採用サイト「KORECオンライン」は、登録者数が4,000名を突破しました。もう一つ、韓国側で運営しているネイバーカフェの登録者数は5,000名を超えているような状況です。ソウルにあるオフラインカフェには大体月100〜200名の訪問者がいらっしゃいます。また内定人数に関しては、毎年100〜150名ほど内定をもらっていて、コロナの時期は少し減ってしまいましたが、最近また復活してきている印象です。月でいうと10〜20名ほどが内定を受けている形になりますね。企業数は累計250社以上の企業様にご登録頂いています

2年半で4,000人という、想像していたよりも多くの方に集まって頂き、率直にありがたいと思っています。現在もKORECオンラインの新規登録者数は月に300人以上増えているので、とてもいい流れになっているなと感じています。今後は年間内定者数を300〜500人くらいを目指していきたいと考えているので、もっともっと加速していかないといけないと思っています。最近では新卒のみならず、中途紹介も少しずつ始めているので、そこに関してもこれから力を入れていきたい所存です。

運営面の変化

ーなるほど。全体図がわかってきたところで、運営面の変化について聞いていきたいと思います。KORECはコロナ禍で開業したのでしょうか?

流れで言うと、2019年5月25日にKOREC日本就職カフェをソウルにオープンしてから、コロナ前はオフラインの就職博覧会をメインに運営していました。直後にコロナ禍になり、オフラインイベントが開催出来なくなったことと、より良いマッチングを叶えるためにKORECオンラインを作りました。その後コロナも落ち着いてきて、行き来ができるようになってきたので、先月からまたオフラインの採用イベントを再開しています。基本的には毎月1回、オフラインでの採用イベントを続けていく予定です。

韓国人学生の変化

ーコロナの前後で、具体的にどんな学生の変化がありましたか?

オンラインが進んだことによるポジティブな面は、学生の負担が減ったように思います。今までは面接を日本で受けるために時間もお金もかかってしまっていたのですが、そこがかなり簡素化されて、学生にとってはすごく良かったかなと思います。あとはオフラインイベントに関してソウル近郊に住む学生しか参加出来なかったのが、コロナ以降はソウル以外の地域からも参加可能になり、KOREC登録者・内定者共に増えたのでそこもすごくいい点だなと感じています。また4年間を通して、以前は日本学部の学生が日本就職をしているイメージだったのが、今では経営学部から社会学部など学生が多様化したと思います。

ネガティブな面では、学生がオンラインでの活動に慣れすぎてしまい、オフラインで積極的に情報を得る、というマインドセットがなくなってきているように感じます。また、日本就活を一緒に頑張る仲間と交流がしにくく、モチベーションの維持が難しい点です。

ー日本就職のきっかけとして、日本での経験が少しでもある学生と全くない学生とではかなり違ってきますよね。

そうなんですよね。従来であれば交換留学や語学留学などで実際に日本に住んで多くの経験して、そこから日本就職に挑戦したいという学生が多かったのですが、コロナの影響で日本留学経験者が圧倒的に減った点もありますね。また日本人と日本語で喋る機会が減ったので、日本語レベルが全体的に低くなったようにも感じます。

日本企業の変化

ー現在延べ250社の企業様がKORECオンラインにご登録頂いているとのことですが、4年間を通して日本企業の変化はありましたか?

元々韓国人学生の優秀さを知らなかった企業様が、実際に採用して韓国の方の働く姿を高く評価して頂いた時、「採用して良かった」と言ってもらえた時はやっぱりとても嬉しいです。そこから韓国人材の良さに気づいてくれて、内定後の学生とのコミュニケーションを積極的にして頂ける点がやはり大きく変わった部分なので、すごくありがたいです。日本人学生と違い韓国人学生の場合、卒業するタイミングも違えば、年齢もさまざまである点など、韓国人や韓国文化に対する企業の理解度も深まっていると感じています。

あとは変化という点で創立から4年も経ったので、KORECを利用して内定をもらった学生が人事担当として韓国に来て韓国語で企業説明会を開いてくれる事例もあり、とてもいい流れができてきています!

ー企業説明を母国語で聞く方が理解が深まりますし、日本企業に韓国人の先輩がいると思うと安心できますよね。こういう輪を広げていきたいですね!

今後の取り組み、展望について

ーKORECの今後について、何か新しい取り組みなど計画していることはありますか?

ソウルの日本就職カフェに加えて年内には釜山支店をオープン予定で、今一生懸命準備中です。釜山の次は大邱など、2号店、3号店とどんどん増やしていって、日本就職をする学生たちをもっともっと増やしていきたいなと思っています。韓国の競争社会の中で、韓国人学生に日本就職という新たな選択肢を提示し、韓国社会で日本就職を当たり前にしていけたらと思っています。そのために今は実績をとにかく増やすことを目標に、日本人と交流できる場を増やしたり、日本語を勉強する人を増やしたり、日本だからできることや日本の魅力発信などのコンテンツを強化したいと思っています。

日本企業の皆さまへメッセージ

ー最後に、KOREC CEOの萌さんから日本企業の皆様へメッセージはありますか?

やっぱり韓国の学生は一生懸命で能力が高い人が多いので、優秀な人材を確保いただければ会社に新しい風を吹かせることもできますし、これからの社会に必要な”多様性”という部分でも期待できるのではないかと思います。韓国人材を検討している企業の皆様、まずは彼らのポテンシャルを実際に感じていただきたいと思います!

まとめ

今回はKOREC代表の春日井萌さんにお話を伺いしました。コロナ禍を経てもなお順調に成長し続けたKORECは、オンライン・オフラインをうまく活用しながら、韓国の学生と日本企業の皆様を繋ぎ続けました。新たな拠点拡大などチャレンジを続けるKORECを今後もよろしくお願いします!