就職活動で最も大切となってくる面接。
その対策については、模擬面接を行うのが最も有効な方法となります。
しかしながら、いざ模擬面接で対策しよう!と思っても
自己流の対策となってしまい、後悔する結果となってしまった経験のある人もいるのではないでしょうか。
本記事では
「模擬面接とは何か。」
「どのような方法で対策すべきなのか。」
「何に注意すればいいのか。」
「無料でサポートを受けるにはどうすればいいか。」
などの疑問をもつ方に向けて、疑問が解決できるように説明していきます!
就活において、面接はなぜ重要?
日本において、企業の選考フローを考えたときに面接は避けて通れない道となります。
そのため、自己分析やエントリーシートの対策をいくら行なっていても
面接対策ができていないと、それまでの努力が水の泡となってしまいます。
そのため、面接は就職活動において非常に重要であり、面接対策のための模擬面接は力を入れるべきところだといえるでしょう。
そもそも模擬面接とは?
模擬面接とは、その言葉通り、面接を本番通りに再現し、一連の流れを実践することを指します。
現在はオンラインの面接がほとんどですが、
オフラインの面接練習の場合は通常、入室から退室まで本番と同じシチュエーションを作り、再現します。
模擬面接をすることについては、いくつかのメリットが挙げられます。
①面接本番で過度な緊張をしなくて済む
模擬面接を全くせずに面接本番に取り組むと、本番で過度に緊張してしまう可能性があります。
しかし本番前に模擬面接で練習しておくことで
当日の流れを予行練習することができ、自信をもって本番に臨むことができます。
②自身の弱点を知ることができる
模擬面接を行うことで模擬面接官からフィードバックをもらうことができ、客観的に自分の弱点を知ることができます。
また、ボイスレコーダーやビデオカメラで録音・録画し見直すことで、さらに客観的に自分を見つめ直すことが出来ます。
そうすることでエントリーシートを書くだけでは見直せない、表情や姿勢、声の調子などについても改善が行えます。
模擬面接で重要なポイントとは?
模擬面接では具体的にどのようなポイントを対策すれば良いのでしょうか。
ただ面接官にみてもらうのではなく、事前に何をチェックしてもらうべきか伝えておき
有意義な時間にできるように心がけましょう。
ここではいくつかのポイントを紹介します。
①身だしなみと環境を整える
本番同様のシチュエーションを作りだすため、身だしなみを整えましょう。
オンラインでの面接がほとんどになっている今、画面越しの第一印象はとても重要になります。
髪型はもちろん、服装においても本番で身につけようと思っているものを着用し
人にどう見られているかを確認しておきましょう。
スーツ着用の場合、男性では、ネクタイは緩んでいないか、髭は剃っているか、
女性では、髪は邪魔にならない程度にまとめているかなども確認しましょう。
さらにオンライン面接は自宅で行うことが多いと思います。
部屋の明るさや、背景に余計なものが映り込んでいないかなども合わせて確認すると良いでしょう。
身だしなみや部屋の環境を整えることで適度な緊張感を保つことができ、より本番に近い形式で模擬面接を行うことができます。
②言葉遣いは適切かどうか
言葉遣いは適切かどうかも、自分ではなかなか確認するのが難しく、模擬面接で確認してもらうべきポイントです。
質問の回答内容がいくら良くても、言葉遣いが残念だと印象が悪くなってしまいます。
面接官は言葉遣いの中でも、特に敬語をチェックしていることが多く、敬語が正しく使えていないと評価を下げられてしまうことが多いです。
なので特に敬語が正しく使えているかを客観的に確認してもらい、言葉遣いを正していきましょう。
③入退室時のマナーはできているか
入退室時のマナーはできているかも、模擬面接で見てもらうべきポイントです。
頭では完璧に覚えていても、実践してみると抜け落ちてしまう場合も多々あります。
細かい部分まで徹底して確認しておきましょう。
また現在ではオンライン面接がほとんどを占めています。
オンラインでの面接は私生活ではなかなか経験することがないため
実際に模擬面接を受けオンライン面接独自のマナーを身につけておく必要があります。
④表情や姿勢は適切か
模擬面接では、話している際・また話を聞いている際の表情や姿勢も確認してもらいましょう。
現在ではオンライン面接がほとんどのため、特に表情は相手に伝わりづらくなっています。
だからこそ相手に良い印象を持ってもらうために、オンラインでも伝わるように工夫が必要です。
実際に面接官にみてもらうことで相手にどれくらい伝わっているか確認してみましょう。
⑤質問についての回答ができるか
面接は基本的に質疑応答の形式で進んでいきます。
頭では回答できると思っていても、実際に面接官に深堀をされると答えられない可能性があります。
そのため事前によく聞かれる質問例を用意し、様々な角度で深堀をしてもらいましょう。
業界や企業に関係なく聞かれるオーソドックスな質問に加え
企業ごとに質問される傾向のあるものについては、情報収集を行って対策をしておくと良いでしょう。
無料で模擬面接を受けるには?
これらの点を意識した上で、無料で模擬面接を受けることは可能なのでしょうか。
もちろん、家族や友人と模擬面接をするのもよいですが、緊張感があり良質なフィードバックをもらえる模擬面接を行うのは、どうしても難しくなってしまいます。
そのため就活のプロ・就活の専門家の模擬面接を無料で受けるのがおすすめです。
そこで最も身近な方法として「大学のキャリアセンター(就職課)を利用する」ことができます。
キャリアセンターとは大学で就職支援を目的に設置している場所のことで
その大学に所属している学生ならば誰でも利用することができます。
しかしながら就活時期には予約が殺到するため、なかなか予約を取るのが難しくなっています。
そのため今回は、無料で模擬面接が受けられる就職支援サービスについて紹介します。
無料で模擬面接が受けられるサービス①ALPSCHOOL
https://bwell.jp/alpschool/
ALPSCHOOLは株式会社ビーウェルが運営する就活支援サービスです。
無料で模擬面接を受けられるだけでなく回数無制限の個別指導を受けることができます。
他にも、無料のマンツーマン面談や自己分析フォロー、優良企業分析など、幅広いサービスが受けられます。
無料で模擬面接が受けられるサービス②キャリアチケット
https://careerticket.jp/
キャリアチケットは株式会社レバレジーズが運営する就活支援サービスです。
キャリアチケットはカウンセリング、企業紹介に加え、模擬面接も無料でしてもらえます。
面接の実践練習だけでなく、定期的に開催される無料のセミナーでコツやポイントについても学ぶことができます。
無料で模擬面接を受けられるサービス③JobSpring(ジョブスプリング)
https://jobspring.jp/
JobSpringは株式会社Rootsが運営する就活サービスです。
JobSpringも他のサービス同様、模擬面接だけでなく、内定まで一貫してサポートしてくれます。
また、AIによるマッチング診断により、企業を紹介してくれるサービスもあるので
「とにかく早く内定を取りたい!」という人におすすめです。
無料で模擬面接を受けられるサービス⑤Matcher(マッチャー)
マッチャーはMatcher株式会社が運営する社会人とのマッチングアプリです。
本来は、OB訪問を受けてくれる社会人と就活生をマッチングするサービスですが
登録している社会人に「模擬面接をしてほしい!」と依頼することでOB・OGからの模擬面接を受けることが可能です。
ただ、登録しているのは一社会人であり、就活のプロではありません。
事前に特に自分が見てほしい点や指摘してほしいところがあれば共有しておく必要があるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では模擬面接で対策すべきポイントや無料で利用できるサービスについて紹介してきました。
模擬面接は一度だけではなく何度も練習して慣れながら対策をしていくことが重要です。
色々なサービスを利用しながら自分にあったものを見つけ、どんどん面接対策を行なっていきましょう!