大学生のうちから考えるキャリアデザイン「キャリアデザインとは!?」

「大学生になったしキャリアを考えないと行けないのかな…。」

「そろそろ将来について考えないといけないけど…。」

小さな頃から今まで生きてきた中で多かれ少なかれ夢を描いたことがある方は多いと思います。

一方で大きな夢に対して世の中の大人たちは「もっと現実を見なさい」「そんなの無理に決まっている」などと言ってきます。

この記事の中で大きな夢を描きなさいというつもりはありません。

ただ少しでもあなたの人生を考えるきっかけになれば良いなと思います。

世の中の変化が激しい今の時代、自分自身の”キャリア”に真剣に向き合う姿勢が必要とされています。この”キャリア”とは仕事のことだけではなく、人生を含めた言葉だと認識しておいてください。

大学生でキャリアデザインを成功させると大学生活や就職活動だけではなく、就職してからもより豊かな人生を送ることができます。ぜひこの記事を最後まで読んでいただき、あなたの人生をより豊かにしてください。

キャリアデザインとは

キャリアデザインとは「自分自身がどのような人間になりたいのか」を明確にした上で主体的に行動することです。ここで重要になるのは”主体的に”という部分です。

キャリアデザインが注目されるようになった背景には「終身雇用を前提とした年功序列制度が当たり前でなくなったこと」「企業が成果重視の評価制度に移行していること」などがあります。

近年ではジョブ型雇用制度を採用する企業が増えつつあり、勤続年数にかかわらず個々人が持っているスキルや仕事での成果がより重視される世の中に移行したことでキャリアデザインの注目度が上がっています。

キャリアデザインの重要性(何故必要なのか)

・自己実現のために「なぜ働くのか」「どう働くのか」を考えることの重要性が増している

・働き方への価値観が多様化している

・主体性を持った「自立型人材」が求められる時代

前述の通り、企業の終身雇用制度が当たり前ではなくなり、成果重視の評価精度へと移行している現在では「なぜ働くのか」「どう働くのか」といった事が重要になります。

成果を上げる人は「目的」を持っている割合が非常に高い事がわかっています。つまり、成果重視の社会を生き抜くためには目的を持つことが非常に重要だという事です。

AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、ビジネスパーソン1万8000人をAIで分析し、各社の人事評価「トップ5%」の社員(以後、「5%社員」)とその他95%の社員を比較し、5%社員に共通する習慣を指摘しています。

その中で一番初めに挙げられているのが「目的のことだけを考える」です。

仕事は人生の多くの時間を費やすものです。

仕事で成果を出すことは人生を豊かにするための大きな要素であると言えます。

「トップ5%社員からわかった5原則」

(1)「目的」のことだけを考える
(2)「弱み」を見せる
(3)「挑戦」を「実験」と捉える
(4)「意識変革」はしない
(5)常に「ギャップ」から考える

キャリアデザインの考え方(思考法)

ここではキャリアデザインの考え方として重要な3つの要素をお伝えします。

大学生のあなたがキャリアデザインの考え方を身につけることでこの先の人生が大きく変わります。そして、周りの大学生と大きな差がつくこと間違いなしです。

キャリアデザインの考え方①「自分の強みや特徴を知る」

あなたにはあなただけの強みや特徴があります。

まずは自分自身の過去を振り返り自分自身の強みや特徴を明確にしましょう。

「大学受験の際に目標を高く設定しやりきったこと」

「大学生になってから始めたバイトで周りとの人間関係をうまく進めていること」

どんなに小さなことでも構いません。

まずはあなたの過去を振り返ってみてください。

1人で過去を振り返るのが難しいと感じる方はぜひ「ALPSHOOL」で面談を申し込んでいただければと思います。学生との面談経験豊富な人事経験者があなたの強みや特徴を理解するためにサポートします。

キャリアデザインの考え方②「将来の目標や将来なりたい姿を想像する」

あなたには将来の目標や将来なりたい姿がありますか?

周りの友達で将来の目標を持っていたり、将来なりたい姿を描けている人はいますか?

おそらくそんな人は多くないでしょう。

将来の目標や将来なりたい姿を描けていない理由は簡単です。

「将来について考える時間が少ないから」

初めは未来のことを想像するのは非常に難しいと感じることでしょう。

それでも時間を費やせば必ず道は開けます。

まずは近い将来を考えましょう。

1年後の目標、3年後の目標、10年後の目標と徐々に時間を伸ばしながら考えてみてください。

時間軸で目標を設定することでより達成しようという意欲が湧きます。

遠すぎる未来だけではなく近い未来も思い描くことが大切です。

キャリアデザインの考え方③「具体的なアクションプランを作る」

あなたはすでに自分の強みや特徴を知り、将来の目標を持っています。

最後の重要な要素は「具体的なアクションプランを作る」です。

1年後の目標達成のためにどのような行動をするのかを決めることはそれほど難しくありません。

ここで例え話をします。

架空の人物「B太郎」について考えてみます。

・強み:わかりやすく人に物事を伝えること

・特徴:誰かの役に立つ事が好き

・1年後の目標:100人以上の人から感謝される人になりたい

1年後の目標を達成するためにどのような手段があるのかを考えてみましょう。

・YouTubeチャンネルで高校生向けの授業を発信する

・街のボランティア活動で小学生と関わる

・塾講師として大勢の生徒をもち授業を行う

などなど手段はたくさんあります。

仮に「塾講師として大勢の生徒をもち授業を行う」という手段を選んだ時、彼のとるべき行動はどのようなものでしょうか。

現在塾講師として活動していないのであればまずは塾講師になる事です。

塾講師としてすでに活動しているのであればどうすれば大人数の生徒相手に授業ができるかを考える事です。

このように目標に対して適切なアクションプランを作りましょう。

実践的にキャリアデザインを学ぶ方法

実践的にキャリアデザインを学ぶ方法①「インターン」

大学生のキャリアデザインとして最もオススメするのが「長期インターン」です。

実際に仕事を通してキャリアデザインを考えることでより本質的なキャリアデザインが可能です。

長期インターンを選ぶ際には「業務内容が雑務ばかりではなく主体的な行動を求められているか」を重視して選ぶことをオススメします。キャリアデザインの根本は”主体的”であることだと再三お伝えしています。つまり、主体的な行動が求められる環境が必須と言えます。

近年では大学生1.2年生からインターンをしている学生が非常にたくさんいます。

彼らは主体性をもち自分自身のキャリアをデザインしています。

また、長期インターンの最大のメリットは「周りに社会人がいること」です。

近くに本気で仕事をしているかっこいい社会人がいるというのは長期インターンならではです。

実践的にキャリアデザインを学ぶ方法②「学生団体」

学生団体を運営することもキャリアデザインを学ぶために適した方法であると言えます。

学生団体の運営は立場によっては非常に多くの裁量権を持つ事ができます。

既存の学生団体で学ぶことも非常に学びになりますが、可能であれば自分自身で学生団体を立ち上げてみると良いでしょう。さまざまな失敗を重ねながらキャリアデザインを進める事ができます。最近では学生団体を支援している企業などもあり、団体を立ち上げることのハードルもそこまで高くはありません。

実践的にキャリアデザインを学ぶ方法③「興味があることに本気で取り組む」

興味があることに本気で取り組むことでキャリアデザインを学ぶ事ができます。

大学生は社会人と比べて自由に使える時間が長くあります。

この時間という資源を「興味があること」に使ってみてください。

興味があることに本気で取り組むと自分自身を見つめ直す時間が生まれます。

成功したり失敗したり、楽しかったり苦しかったり。

大学生のあなたにとっては全ての経験が財産になります。

「どのようなことに取り組み、何を感じたのか。」

「どのような壁にぶつかり、どのように超えたのか。」

その1つ1つを積み重ねることで自分自身への理解が深まり、将来やりたい事が見えてきます。

まとめ

今回はキャリアデザインについてお伝えしました。キャリアデザインがどのようなものなのか、なぜ重要になっているのかについてはご理解いただけましたか?

重要性について理解していただけた方は、ぜひキャリアデザインの思考法を実践してみてください。

大学生でキャリアデザインを実践している人は多くはありません。実践的な学びの方法として長期インターンを活用するのも良いですし、学生団体を運営するのも良いでしょう。もちろん興味のあることに本気で取り組むこともキャリアデザインを学ぶことにつながります。

大学生はまだまだ若く、無限の可能性を秘めています。あなたの可能性を最大限拡げるためにキャリアデザインを実践してください。