何度もお伝えしてきているように、韓国には高い意識を持ち、努力し続ける人材が多くいます。
今回は、日本企業に内定をもらっている韓国人学生インタビューの第一弾として、来年4月から日本の大手音楽業界で勤務予定でいる、弘益大学の大学生カク・ナヒョンさんにインタビューしてきました!
現在、KORECでアルバイトもしてくれているナヒョンさん。日本企業で成し遂げたい夢や日本就活について、一緒に探っていきましょう!
運命のように出会った日本と日本語
ナヒョンさん初めまして!簡単に自己紹介をお願いします!
初めまして!カク・ナヒョンと申します。
弘益大学のグローバル経営学科でマーケティングや国際経営・日本語を学んでいます。
今日はよろしくお願いします^^
よろしくお願いします^^
ナヒョンさん、日本語が上手すぎてびっくりしました笑
留学されていたのですか?
ありがとうございます!創価大学に留学していました。
日本語を学習し始めたのは運命だったのかなと思っています!
何か運命的な出来事があったんですか??
元々別の言語を学ぶつもりだったのですが、履修登録を間違えてしまって・・・
履修した教室に入ったら日本語の先生が登場してびっくりました(苦笑)。
周りは「日本アニメオタク」ばっかりの中、私は日本のアイドルや漫画、アニメなど日本文化について何も知らなくて。そんな環境で仕方なく日本語の勉強を始めたのが最初です。
でも、それがきっかけで日本や日本語の魅力に気づいたんですよね。本当に運命みたいな出来事ですね!
はい。その授業がきっかけで日本の文化に興味を持ち、せっかく学んだことを活かしたくて日本に留学することに決めました。
今考えると、あの時履修を間違えてなければ日本の魅力に気づけていなかったし、今ではすごくいい思い出ですね(笑)。
韓国企業と日本企業の違いとは?
ナヒョンさんは日本を代表する数々のアーティストが所属する、大手音楽業界に内定をもらっているんですよね。
はい!
芸能に幼い頃から関心があり、将来は「エンタメ関係の仕事」をしたい!と思っていました。
幼い頃からの夢であった業界で仕事ができることになり、とても嬉しいです^^
「幼い頃からの夢を叶える」なんて素敵ですね^^
そうすると、就活の軸は“エンタメ”だったんですか?
そうですね。そして、大手企業に絞って就活をしていました・・
今では、企業の大小関わらず、日本にはいい企業はたくさんあると思っていますが、自分が就活した時は韓国の企業の価値観のままで就活を行っていたため、大企業に絞って就活をしていましたね。
韓国の企業の価値観というと・・?
韓国の企業は、大手企業と中小企業では待遇の差が激しいんです。
大手財閥系企業に入ると人生安泰だけど、中小企業に入ったら普通に食べて生きていくのも大変になる・・そんな未来が見え見えなんです。
日本でもそのような差があるのかなと思っていました。
しかし実際は、中小企業でも大手企業と同じくらい待遇が良かったり、大企業の方以上に知名度もあって活躍をされていたり、韓国にはない状況を知ってびっくりしました。
韓国では企業規模によって待遇に差があるとは聞いていましたが、そこまでなんですか?
給与面では大手と倍近く差が出るところもあります。有給などの制度も整っているところが少なく、倒産してしまう企業もたくさんあります。
実際に日本企業へ就活していた周りの方々も、大手企業を目指していましたか?
そうですね。大多数はそうであったと思います。
「日本は韓国より物価が高いし、生活するためにはやはり大手企業」と考える人が多いと思います。
住宅の心配もよく韓国学生同士で話します。「自分で住宅契約するのが不安だから、寮に住みたい」という声はよく聞きます。
「JPOP」を世界に売り出したい!
最終的に入社予定の会社に内定承諾をした理由はなんですか?
「JPOP」を世界に売り出したい!と思ったからです。
元々K-POPファンで音楽が大好きだったため、日本に留学中に自然とJPOPにも関心がでてきて。JPOPが醸し出す何とも言えない“日本の雰囲気”に魅了されたんです。
日本の音楽って一言で表現できない音楽ジャンルだと思うんですよ。電子音楽、かっこいい振り付け、世界観が含まれているミュージックビデオなど、共通点をすぐ見出せるK-POPとはまた違って、それぞれのジャンルがきちんと自分の領域を保ちながら頑張っているところが素敵だなと思いました。
もっとこのJPOPの魅力を広めたい!そして、自分がJPOPやK-POPを軸にして色々な取り組みをしていきたい!と思ったため、入社を決意しました。
素晴らしいですね!かっこいいです!
「JPOPやK-POPを軸にして色々な取り組みをしていきたい」とのことですが、具体的な目標とかはありますか?
大きな夢でありますが、「音楽×テーマパーク」を実現できたら嬉しいです。
日本はテーマパークが多いし、海外からも観光客が多く集まる場所です。
音楽とテーマパークを融合させることでたくさんの人へJPOPの認知ができると思いますし、相乗効果が生まれるのではないかと考えています。
実現できるかはわかりませんが、このように音楽×〇〇を自分自身で生み出していきたいなと思います。
まとめ
「JPOPを世界に売り出したい!」そんな素敵な夢を持っているナヒョンさんにインタビューさせていただきました。
偶然日本語を学び始めて、日本に留学し、そしてこれからは日本で働く。なんだか日本との縁を感じるナヒョンさんのお話でした。ナヒョンさんの夢が実現し、ナヒョンさんが手掛けたテーマパークに遊びに行く日が待ち遠しいです^^
あまりの日本語の上手さに感動!今回はインタビュー中の動画を一部抜粋してご紹介します▼