みなさん、こんにちは!
韓国現地のトレンドを追いかけている「韓国ワカモノLabo.」です。
最近、韓国の街を歩いていると、ドラッグストア「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」で日本のコスメや日用品を手に取る韓国のワカモノを本当によく見かけます。

「韓国市場は競争が激しいから、日本ブランドが入り込む隙はないのでは?」と思っている企業の担当者さんも多いのではないでしょうか。しかし、私たちの最新調査では、意外な「日本ブランドの強さ」が見えてきました。今回は、オリーブヤングでの実態調査データをもとに、成功している日本企業がどのような戦略をとっているのか、大学生視点でありのままにお伝えします!
カテゴリー別に見る日本ブランドの現在地:強みは「専門性」と「生活密着」
まずは、現在オリーブヤングでどのような日本製品が受け入れられているのか、全体像を整理してみましょう。私たちが調査した31品目のカテゴリー構成は以下の通りです。

(出典:韓国ワカモノLabo. 調査レポート )
データを見ると、単なる「化粧品」だけでなく、衛生用品や健康グッズといった「生活密着型のアイデア商品」が約3割を占めています。
韓国のワカモノは、日本の製品に対して「かゆいところに手が届く」というイメージを持っており、特に高い技術力が必要なメイクアップツールやカラーコスメにおいて、日本ブランドは圧倒的な信頼を勝ち取っています 。
リアルタイムランキングから判明した「勝ち筋」の商品たち
次に、実際に売れている商品はどれなのか、オリーブヤング公式アプリのランキングを見てみましょう。ここで注目すべきは、単に入っているだけでなく、上位(Top-Tier)に食い込んでいる定番商品の存在です。

SHISEIDOのビューラーが7位にランクインしているのは驚きですよね!
韓国のSNSでも「日本に行ったら必ず買うべきアイテム」として長年紹介されてきましたが、今では韓国国内でいつでも買える「定番」として定着しています。ブランドの信頼性が、韓国ローカルブランドの勢いに負けていない証拠です 。
「日本より高くても売れる」?日韓価格差とプレミアム戦略の裏側
ここがマーケティング担当者の方にとって一番気になるポイントかもしれません。
実は、オリーブヤングで売られている日本製品の多くは、日本国内よりも高い価格設定になっています。しかし、それにも関わらず売れているんです。

多くの商品が2,000〜6,000ウォンほど高く販売されていますが、これは「日本のブランド=高品質で安心」というブランド価値が、価格差を上回る納得感を消費者に与えているからです 。ただし、めぐりズムのように韓国ローカルブランド(SteamBaseなど)との競争が激化しているカテゴリーでは、価格を抑える、あるいは独自の価値を出すなどの柔軟な対応が求められています 。
成功企業に学ぶ、明日から使える「韓国ローカライズ」3つの鉄則
調査を通じて見えてきた、成功しているブランドの具体的な手法をご紹介します。ただ輸出するだけでは通用しない、韓国市場特有の戦い方があります。

① パッケージの「脱ステッカー」化
「SENKA パーフェクトホイップ」は、以前の「日本語パッケージに韓国語ステッカー」という形式から、小容量の人気商品については「韓国語を直接印刷したパッケージ」へと切り替えました 。
これ、実はすごく重要なんです。
韓国の消費者は「正規輸入品であること」への安心感を重視するため、直印刷パッケージはブランドの本気度を感じさせ、信頼獲得に直結します 。

② 攻めのプロモーション展開
刃物メーカーの「KAI(貝印)」は、アイブロウツールで「10%増量」などのプロモーションを積極的に行っています 。韓国ブランド(Fillimilliなど)はコスパ戦略が非常に得意なので、日本ブランドも「品質+お得感」をセットで提案することが、棚を維持する秘訣です 。


③ スピーディーな商品リフレッシュ
「ヒロインメイク」は、定番商品のパッケージリニューアルに加え、新商品を継続的に投入しています 。トレンドの移り変わりが異常に早い韓国市場では、「いつもそこにある安心感」と「新しいものへのワクワク感」を同時に提供し続ける必要があります 。
おわりに:韓国市場攻略への第一歩
今回の調査から、日本ブランドには「技術力への信頼」という最強の武器があることが再確認できました。しかし、Qoo10などのECモールと価格を比較されることも多いため、オフライン(オリーブヤング)での展開には、今回ご紹介したような徹底したローカライズ戦略が不可欠です。
まずは、自社製品が韓国のワカモノにとって「信頼できる専門家」として映っているか、そしてパッケージやプロモーションが韓国仕様になっているかを見直すことから始めてみませんか?
私たち「韓国ワカモノLabo.」も、現地のリアルな熱量をこれからも発信し続けます!
共に韓国市場を盛り上げていきましょう!