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韓国ポップアップストアの熱狂と、ちょっとした「飽和感」。現地Z世代が本音で伝えたい、成功のヒント

2026.03.26 調査メンバー: ソ・チェリム キム・ジンア イ・ヘスン

 

みなさん、こんにちは!

韓国現地のトレンドを追いかけている「韓国ワカモノLabo.」です。

韓国・ソウルの聖水(ソンス)や弘大(ホンデ)を歩いていると、毎日のように新しいポップアップストアを見かけますよね。日本企業の皆さまも「韓国進出の第一歩」として注目されているのではないでしょうか。

 

 

でも実は、あまりに数が多すぎて、私たち現地のワカモノの目は少しずつ厳しくなっている気がします。

今回は、私たちLabo.メンバーが座談会で話し合った「ポップアップのリアルな温度感」をまとめてみました。

 

この記事で分かること

  • 韓国MZ世代が求めているのは、商品よりも「ブランドの世界観への没入」
  • 「環境への優しさ」や「地方への配慮」がないと、少しがっかりしちゃうかも
  • 日本企業の皆さんに期待している、ワクワクする体験型コンテンツのアイデア

 

私たち韓国Z世代にとって「ポップアップストア」ってどんな存在?

今の韓国のワカモノにとって、ポップアップストアは単なる「期間限定のお店」ではないんです。それは、オンラインでは味わえない「ブランドとの深い出会い」の場だと思っています。

 

ブランドの世界観にどっぷり浸かれる、一番身近な場所

座談会でも、ポップアップの価値はやっぱり「体験」にあるという意見が多く出ました。

 

ポップアップはブランドを知らせることができる、人々が一番簡単に受け入れられるプロモーションの一つだと思っています。

ブランドを来場者が直接体験して、ブランドのファンに引き込もうとする時に一番良い方法ですよね。

 

ただ商品を並べるんじゃなくて、そのブランドがどんな価値を大切にしているのかを、空間全体で教えてくれる。そんな場所に、私たちは惹かれるのかもしれません。

 

普段は言えない「オタ活」の悩みも共有できる、大切な交流の場

特にアイドルやアニメのポップアップは、同じ趣味を持つ人たちとの「絆を深める場所」にもなっています。

 

日常生活ではアイドルが好きだとしても、こういう話ができる人は多くないんですよね。でもそういう場所に行けば、知らない人とも同じものが好きで集まっているので、交流の場になります。

 

学校やバイト先では出せない「自分らしさ」を思い切り出せる場所。そんな熱量があるのも、韓国のポップアップの面白いところだと思います。

 

私たちからのアイデア:マーケティング担当の皆さんに試してほしいこと

  • 「何を売るか」の前に「ここに来て、どんな気分になってもらうか」を大切にしてみるのはいかがでしょうか。
  • メッセージボードやフォトスポットなど、来場者同士がゆるく繋がれる仕掛けがあると嬉しいです。

 

正直、今のポップアップに「うーん…」って思うこともあるんです

でも、最近はポップアップが多すぎて、ちょっと気になる課題も見えてきました。

 

深刻なゴミ問題。使い捨ての空間に抵抗を感じ始めています

特に私たちが心配しているのが「環境への影響」です。

 

設置する時に出る建築廃棄物がリサイクルされずに捨てられている点に問題があると感じました。個人よりも企業の責任の方が大きいと思うので、訪問するのが少し気が引けることもあります。

ポップアップを一度開く時のゴミ問題は、とても深刻だと聞いています。

 

「映える」のは嬉しいけれど、数週間のために大量のゴミを出すのは、今の私たちの感覚だと少しモヤモヤしてしまいます。

 

「ソウルだけ」はお財布にも厳しい。地方在住者の本音

もう一つは、開催場所がソウルに集中しすぎていることです。

 

ほとんど首都圏集中なので残念です。地方の人は費用負担が大きすぎて。本当に行きたいなら宿泊して行く場合も多くて、負担になると思います。

 

ソウルに行くだけで交通費が数千円から1万円以上かかることもあります。地方にもファンはたくさんいるので、どこにいても楽しめる工夫があったらもっと素敵だなと感じます。

 

私たちからのアイデア:マーケティング担当の皆さんに試してほしいこと

  • 廃棄物を出さない工夫をしたり、リサイクル素材を使っていることを伝えてもらえると、ブランドへの好感度がぐっと上がります。
  • ソウルだけでなく、地方での同時開催や、オンラインでも参加できる仕組みがあると「置いてけぼり感」がなくなって嬉しいです。

 

私たちの記憶に残るものと、すぐに忘れちゃうものの違い

「流行っているから出す」だけでは、私たちの心にはなかなか残らないかもしれません。

 

ただ売るだけじゃ飽きちゃう。私たちが欲しいのは「ストーリー」

アイテム中心のポップアップが多くて、グッズを買って終わってしまう。記憶に残る何かが不足していると感じます。企業が伝えたいメッセージや歴史を、もっと強調してほしいです。

可愛いグッズを買うのも楽しいですが、それだけだとすぐに記憶が薄れてしまいます。なぜその商品が生まれたのか、どんな想いが込められているのか。そんな「お話」がある空間を求めている気がします。

 

五感で体験して、ずっとそこにいたくなる空間が最高!

私たちが「行ってよかった!」と思うのは、五感を刺激してくれる場所です。

 

やっぱり、五感に刺激を与えると記憶に残りやすいですよね。ストーリーラインがしっかりしていて、没入できる展示型が良いと思います。

ブランドの世界観がよく表現されていて、来場者がその場に長くいたくなるようなポップアップが良いと思いました。

 

私たちが考えるポップアップの比較表

チェックポイントまた行きたくなる!ちょっと残念かも…
コンセプトブランドの想いや物語が伝わるとりあえず商品を売るだけ
体験五感を使って没入できるどこにでもある看板の前で撮るだけ
空間長居したくなる、丁寧な作り狭くてごちゃごちゃしている
社会への姿勢環境や地域への配慮がある使い捨てでゴミをたくさん出す

 

私たちからのアイデア:マーケティング担当の皆さんに試してほしいこと

  • 「滞在時間」を意識して、じっくりとブランドの世界観に触れられる動線を作ってみてはいかがでしょうか。
  • 目に見えるものだけでなく、音や香り、触った感覚など、現地でしかできない体験を大切にしたいです。

 

日本企業の皆さんに、ぜひ考えてみてほしい「新しい仕掛け」

座談会では、日本企業の皆さんにぜひやってほしいアイデアもたくさん飛び出しました!

 

日韓コラボや「ガチャ」のワクワク感を再発見したい

韓国のブランドと日本のブランドが一緒にコラボしてポップアップを運営すれば、もっとたくさんの人が興味を持つんじゃないかなと思いました。

日本でも人気のあるガチャを見たり回したりできるポップアップも面白そう!ブランドの魅力をガチャにするのも良いですよね。

 

日本のキャラクターやファッション、そして「ガチャガチャ」の文化は、韓国でもすごく人気があります。これらを新しい形で組み合わせたら、すごく盛り上がる気がします。

 

最新デバイス×レトロ体験の組み合わせに惹かれます

昔のカセットテープやポケベルを実際に触ってみたいんです。そういう昔の日本の電子機器を体験できるポップアップがあればいいなと思います。

 

デジタルに囲まれている私たちにとって、日本のレトロなもの、アナログなものは逆に新鮮です。「触れる展示」として紹介してもらえたら、絶対に行きたくなります。

 

私たちからのアイデア:マーケティング担当の皆さんに試してほしいこと

  • 日本独自の文化(レトロ家電やガチャなど)を、今の韓国のトレンドと掛け合わせてみてほしいです。
  • 「見るだけ」ではなく「実際に使って遊べる」ガジェット体験の場があると嬉しいです。

 

まとめ:私たちがまた行きたくなるポップアップのヒント

韓国のポップアップ市場はとても盛り上がっていますが、だからこそ「誠実さ」や「驚き」が大切になっていると感じます。最後に、私たちが素敵だなと思うポイントをまとめてみました。

 

  • ブランドの「歴史」や「想い」が伝わってくるストーリーがある
  • SNS映えだけじゃなくて、五感で楽しめる「ここだけの体験」がある
  • 環境に配慮していたり、ゴミを減らす工夫がされている
  • 地方の人も一緒に楽しめるような配慮がある
  • 滞在したくなるような、居心地の良い空間になっている

 

私たち韓国のワカモノは、自分たちの価値観を大切にしてくれるブランドを応援したくなります。

このリアルな声が、皆さまの新しいマーケティングのヒントになったら嬉しいです!