デジタル領域に強みを持ったWebサービスの企画・設計・運用支援を行っている株式会社ビットエー。前編では人事担当者の北島さんに韓国人材採用についてお話を伺いましたが、後編では実際に戦力として大活躍しているジョンミンさんのお話をご紹介できればと思います!
前編記事はこちら▶︎https://bwell.jp/korec/magazine/archives/2245
デザインとプログラミング、両方を生かせる仕事がしたい!
本日はよろしくお願いいたします!
よろしくお願いします!
ジョンミンさんは2020年入社で現在2年目ということですが、日本語が本当にお上手ですね!
ありがとうございます。昔からアニメで日本語を聞いていて親近感があったのもあり、大学の教養授業で多くの日本語授業を履修しました。そうしてコツコツ学んでいたら結構話せるようになりまして(笑)。
日本での就職はいつから検討し始めたのですか?
海外で就職したいという夢は中学生くらいから持っていたので、日本語が上手くなっていくうちに自然と日本を就職先として考えるようになりました。とは言え、いきなり日本で就職するのも不安なので、とりあえず留学しようと思って京都の芸大に半年間留学しました。そこでの生活がとても楽しかったので、これはもう日本で就職しよう!と準備を始めた感じですね。
就職活動はどのように進めていきましたか?
5月末くらいに韓国で複数企業が集まる合同説明会があり、それに参加したのが最初です。次にK O R E Cのイベントに参加させていただきました。
ビットエーとはそのイベントで出会ったのですね。
はい。コロナ前だったので一緒に食事をしながらのカジュアルな説明会で、お酒も飲んでリラックスしてお話をすることができました。後で聞いたら人事の方はお酒飲んでなかったみたいですが(笑)。
でも和やかな雰囲気の中で、この会社だ!と思えたんですよね(笑)?
そうですね。私はエンジニアとして就職先を探していたのですが、大学で美術系を学んできたこともあり、後々プログラム知識を持ったデザイナーとしてキャリアチェンジできる選択肢があればいいなと考えていました。ビットエーはエンジニア同士の勉強会や知識共有が活発で、エンジニアとしてもスキルアップできそうと感じましたし、デザイナーも社内にたくさんいるので、自分の目指す方向で成長できると感じました!
自身のアイデアが採用。満足度の高い機能を実装できた
現在はどのような業務に携わっているのですか?
私はデジタルソリューション事業部のテクノロジー部門に所属しており、最初の半年ほどはある電子メーカーの社内ポータルサイトのリニューアル案件を手掛けていました。現在はモバイルアプリケーションのチームで、主にAPIを繋げて情報を画面に出す実装、UI作成、全体的なリファクタリングや開発環境改善などを行っています。
思っていた環境とギャップなどはなかったですか?
働く前に特にこれといったイメージを持っていなかったので、入社後に何かギャップで戸惑ったことはないですね。業務に関しては分からないことは素直に聞くようにしていますが、先輩方はみんな丁寧に教えてくれますし、頑張った分は必ず褒めてくれる暖かい雰囲気です。
そう言えば、ジョンミンさんが提案された内容が採用されたこともあると聞きました!
担当しているアプリのフリーワード検索にサジェスト機能(文字を入力すると自動で候補のワードが出てくる機能)を実装する案件で、当初予定していたやり方だとクライアントの要件が十分に満たせないと判断し、別の方法を提案したんです。今のチームで担当した初めての大きな案件で大変な作業だったんですが、なんとか自分自身で完成させることができました。多くのユーザーに触ってもらえるのがとても嬉しく、リリース後も自分のスマホでひたすらフリーワード検索してましたね(笑)。
自分のことを素直にアピールすることが、企業との出会いで大切
エンジニアとしても着実に成長されているジョンミンさんの様子が伺えますが、将来的にはやはりデザイナーも憧れますか?
しばらくはエンジニアでスキルアップしたいですが、いつかデザイナーにも挑戦したいですね。他の人が作らなさそうな面白いサイトを作ってみたいです。
素敵ですね。ジョンミンさんならどこの部署でも活躍してそうですが、日本に来て苦労されたこととかなかったですか?
もちろん多少の文化の差はありますが、私、人が住んでいるところはどこもそんなに変わらないと思っていて(笑)。韓国より日本の人の方が感情を表に出さないので、本心はどう思っているのかな、と不安に感じる時もありますが、そこは自分から心を開いてコミュニケーションを取るようにしています。
なるほど!丁寧にコミュニケーションを積み重ねるのは、国籍に関係なく大切ですよね。
はい。あと、自分の考えていることや望んでいることを素直に伝えるのが大事だと思います。私自身は就活で自分のことを素直に伝えたからこそ、良いマッチングに巡り合いました。ぜひ日本就職を目指す方は猫を被らず、自分らしさを伝えてもらえればと思います。
本日はありがとうございました!
まとめ
ジョンミンさんのお話、いかがだったでしょうか。エピソードを語るジョンミンさんの口調は淡々としていて、あまり苦労を感じさせません。しかし、「新しいことをやるときはいつもしんどいけれど、後で面白くなってくるからそれがやりがいです」と話しておられて、内に秘めた芯の強さが伝わってきました。
韓国には、異文化や新しい環境を受け入れ、自分の力に変えていける人材が豊富にいます。日本企業がグローバルに成長していくため、韓国人材の可能性を改めて感じたインタビューでした!