もち丸談義

2017.12.20

あれは確か中学2年生の頃だった。

「メールアドレスください!」

生まれて初めて勇気を出した瞬間だった。

この一枚の紙切れがどうしても欲しくて、喉から手が出るくらいに、それはもう必死だった。

もらえた時の、あの胸が焦げるように熱くて、嬉しさよりも感動で、好きな人の一部が手に入ったようなそんな感覚に陥る。

あれから、そんな思いはしたことが一度でもあっただろうか?

大学生が考える、大学生のための大学生による談義。

メインパーソナリティは、ALPSCHOOLのゆるキャラ(←勝手に)もち丸でございます。

ちなみにサブパーソナリティはおりません。
談義ちゃうやん、というご指摘は華麗にスルーさせて頂きます。

さて。
冒頭から何となく予想した方もおられるかもしれませんが。

第一回目のお題は「SNSと恋愛」をお送りします。

"スマホ依存症"
"既読無視"
"未読スルー"

…などなど。

まさに、SNSが普及する現代において、聞かない日はないくらい欠かせない言葉ですね。

「既読付けてからの返信遅いわ」
などと言われる方も多いのではないでしょうか。

突然ですが、
私、母との仲がすごく良いんです。
恋愛話、めちゃくちゃします。

その時にいつも、いっつも、何回も←よく言われるのが、
「ママが学生の時は、男の子が家に電話掛けてくるねん。
今みたいに既読無視とかない時代やったからお父さんとか弟に出てもらって居留守使って、んでな……(何回も聞かされたモテエピソードを永遠話し出す)」

「やから、聞いたって!」

みたいなやりとりをしています。

好きな人と離れている時、心が繋がるには電話しかなく、そしてその電話には父という大きな関門が待ち構えている。
親世代の男性は相当な勇気がいることをしていたのですね。

それに比べると、今では、InstagramやTwitterで気になる子をフォローし、ダイレクトメッセージ送り、LINEを交換し。

あれ、いつのまにか付き合ってる!

……なんて時代だ!

昔より恋愛へのハードルが下がったということが伺えますね。

言い換えると、男性がSNSによってアプローチしやすくなった時代になった。

こう書けば、
女性の価値が下がっているのではないか?
だから、草食系男子のような本来の男性像からかけ離れた言葉が出たのではないか?

でも、それは悪いことなのか。

いや、悪くない!!

そりゃ少子化が進むと社会的にはすごく悪い!
だが、電子機器が移り変わったように、恋愛も移り変わっているのだ。

それによって、女子からのアプローチもしやすくなったではないか。

だって考えてみれば、世のほとんどの女性はおこがましくないか?

よくある女子会の会話

「え?どっちから告白したの!?」
「わ、わたしから…」
「「ええええ!!!」」

ありえへん!そいつの肝どうなっとるん!?
ヘタレやん!
これから大丈夫なん!?

………などという会話も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

それは男性からデートを申し込み、告白することが当たり前だと、もはや常識だと思い込まれているからであろう。

冒頭に戻ろう。

もう、あんなにアナログなメールアドレスの書いた紙などこの世に存在していないのだ。

それと同時に、男性が必ずしも自分から行かなければならないという時代ではないのだ。

SNSが変わり、恋愛も変わった。

これからまた、どんな風に変わっていくのか、見物である。