自尊心の筋トレ

2017.10.23

「自尊心の筋トレ」
と、ある方がネット上で掲げていることを見つけた時、私はすごく感動しました。
これだ!このニュアンスだ!みたいに。
この文字を目にして以降、私はいつでもこれを心に掲げています。
最近の私が最も大切にしていて、最も好きな言葉です。

ご挨拶が遅れました、広報の須田です!
今回始めてコラムを書くということで、コラムなんだから別にどんなことを書いてもいいよ、というお達しがあったので、「自尊心の筋トレ」という最近私が主軸にしていることをテーマにすることに決めました。

私、自尊心自己肯定感という言葉が大好きでして。
友達に会うたびにこの手の話をして、いつも同じ話をしていると笑われるくらいには好きです!(笑)

というのも、私は2年間かなり追い詰められたり、考えたりしてた時期があって、その期間にすごく先にあげた2つのことがぶれていました。

現実の自分と理想の自分のギャップや、理想に向けて努力ができない自分、周りの私に対する過度な期待や、失望、etc……。
兎に角、自分に向き合えなかったばかりに、色んな人に迷惑をかけた2年間でした。

私は恵まれた家庭環境のもと育ったので、元々の自尊心や自己肯定感は比較的高い方だったのですが、そんな期間を過ごしている時はまったくそうでもありませんでした。
ギャップがあったり、期待を裏切り続ける自分に嫌気がさしたりしていくうちに、自己嫌悪が進み、自己肯定感が下がり、自尊心が下がり……。

自尊心や自己肯定感というものは、すり減ってしまえばどんどん悪循環になるもので、まあ私はその悪循環にはまっていたわけです。

2年間、今となっては何を考えていたのかあまり思い出せませんが、色んなことを考え、自分なりの答えを出すことを繰り返していました。

あれやそれやと考えたりして、このままではいけないという漠然とした衝動に駆られる中、現状を少しでもより良い方向に進めるため、私が真っ先に思いついたことが「自己肯定感を高めること」でした。

自己肯定感をあげることについて考えた際、人間のロジック的な部分として、まずは白米などのタンパク質を摂る、太陽の光に浴びるが最重要でした。
さらっと触れておくと、ご飯を食べて朝日に浴びて、セロトニンを生成することが自己肯定感をあげることに関して科学的根拠があるからです。

昼夜逆転生活をやめる、朝日を浴びる。

普通の学生や社会人の方は当たり前のようにしていることだとは思いますが、本当にこれめちゃくちゃ重要です(笑)
やっぱり人間、光がないとダメだわというのが私の持論でもあります。

それから、自己肯定感をあげるためには文化的なことを取り入れるべきなんだろうと思って実行していました。

軽く運動する、何かを見て感情を動かす、生き物に触れる、頭を動かす、好きなものを買う、好きなことをする、つまり娯楽だとか言われることですね。
これ、挙げていって思うことが、本当に普通のことなんですよ。
だけどやっぱり追い詰められた時って出来ないんですよね。色々といっぱいいっぱいで。

兎に角、私は時間を見つけて1日何処かでウォーキングをして、それから暇を見つけて映画を見て、たまに本を読んで、趣味として文章を書いたりなんなりしていました!
まあこの段階で私からしたらかなり大きな進歩だったわけです。

当時、私はほぼ引きこもっていましたが、健康で文化的な生活をしようと心に決めて、上記にあげたことを少しずつ実践していくうちに、めちゃくちゃ病むことは無くなりました。
健康で文化的な生活、すごい!(笑)

でもこれって、冒頭の「自尊心の筋トレ」に比べると、もうリハビリレベルのことなんですよ。
ここまでリハビリについて書いていると、「自己肯定感のリハビリ」についてというタイトルにしろと思われそうですが、残念ながらまだ続きます!(笑)

自尊心って、私の中では自己肯定感がある程度あった先にあるものだと思っているんです。
自己肯定が出来ているから、自尊心が持てるというか。

で、ですよ。
ようやくここで、「自尊心の筋トレ」に繋がるわけです。
前置きが長い!もしかしたらカットされるかもしれないですね。

自尊心は筋トレしないと育ちません。
筋トレって、筋肉トレーニングのことを言いたいわけではなくて、鍛えなければならない、ということが伝われば良くて、だからこそ私はネットでこの言葉を見て、すごくいい具合にニュアンスが伝わる表現だなと思いました。

自尊心の筋トレには幾つも種類があって、私たちはそれらを見つけたり、選んだりすることができます。

例えば、私の自尊心の筋トレは、文字通りたまにジムに行って運動することだったり、映画を見ることだったり、はたまた化粧品を買ったりすることだったり。

友達と話すことだったり、彼氏とイチャイチャすることだったり、カラオケに行くことだったりする人も勿論いると思います。

別にこれって、これは自尊心の筋トレで、これは自尊心の筋トレじゃない!だなんて第三者が言うことじゃなくて、自分自身が筋トレだと思うことなら筋トレなんですよね。
私には理解が出来なくても、本人がそうなんだと思っていれば、そうなんだと受け入れるものなんです。

だから明確な定義がありません。
強いて言うなら、自分がそれをした時に良い気持ちになれれば、それはなんでも筋トレなんです!

ここまできて、何がそんなに良いの?と思う方もいらっしゃると思います。

自尊心の筋トレ、していて何が良いかって、辛くなってもセルフコントロールが利くことです。
自分が否定的な感情に傾いたときに、これをすればましになったり、感情をフラットにできる、と自分自身で理解しているのとしていないのとでは大きな違いですよね。

自分の機嫌は自分で取るようにしないと、生きていくのって大変じゃないですか?
ただでさえ大変なのに、更に負担が増えるというか……(笑)

兎に角、上手く自分が自分らしく生きるために、自分が自分を許せるために必要なことは、最低限の健康で文化的な生活、そして自尊心の筋トレ。

今現在、私は周りよりは遅れる結果になりましたが、大学に通っています。
バイトにも行っているので朝はちゃんと起きて太陽の光を浴びているし、最低限の健康で文化的な生活は過ごせています。
これは恐らく、学生の方や社会人の方、みなさんもそうだと思います。

だから、自尊心の筋トレ。
だからこそ、自尊心の筋トレ。

自分を自分で上手く扱うために、出来るだけこれを掲げて生活していきたい。

長くなってしまいましたが、もし何か思うことがあれば、みなさんも自分の「自尊心の筋トレ」を見つけて、筋トレしてみてください!
明日からもっとセルフコントロールできるようになるために!(笑)